李 鳳宇  在日朝鮮人の日本映画人







「洋画」と「邦画」しかない世界、日本人に「興味をもたない」日本人…映画の凋落の原因はつまるところこれに尽きると李鳳宇は語る。世界の映画は常に新しい血、少数者の価値観に支えられ、発展してきた。「ニューカマー」が活躍するハリウッドはその典型だ。しかし、自らの依拠する文化も誇りも見失い、哲学もない日本に、かつての栄華が取り戻せるだろうか?(アマゾン「BOOK」データベースより)




この本は読んでないんですけどね。

この人は、いつか、NHKのトーク番組で夢を語ってた。韓国に日本映画専門の映画館を作りたいと。この人は日本での韓流ブームの仕掛け人でもありました(「シュリ」を配給)。今度は、韓国で日流ブームを起こしたい!と熱く語ってました。ほんとにやってたんですね。↓


ソウルに初の日本映画常設館、年内にスタート 

映画配給・製作会社のシネカノン(東京・渋谷区)は20日、韓国・ソウルで日本映画を常時上映する映画館を、今年中にも運営開始すると発表した。

韓国では日本の大衆文化が段階的に開放されているが、邦画が常に上映される劇場が設置されるのは初めてという。

この映画館は、5つのスクリーンを持つシネマコンプレックス「CQNミョンドン」で、来月4日から営業を開始する。当面は韓国映画やハリウッド映画が上映される見込みだが、シネカノンでは「年内には、少なくとも1スクリーンで常時、日本映画が上映される状態にしたい」としている。

(2005年10月20日19時18分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20051020i312.htm



この人、「パッチギ!」のプロデューサーなんですが、こんな人です↓。


李 鳳宇

1960年、京都市生まれ。89年配給会社シネカノン設立、映画プロデューサーとして活躍。93年初プロデュース作品『月はどっちに出ている』で50以上の映画賞受賞。他に『のど自慢』『ゲロッパ」『パッチギ!』などを製作。配給作品は、韓国映画『風の丘を越えて西便制』『シュリ』『JSA』『スキャンダル』はじめ、欧米作品を含む130本以上。劇場経営も手がける。(アマゾン「BOOK著者紹介情報」より)



この人、朝鮮高校、朝鮮大学出身でサッカー部だったみたい。2月のW杯予選の日朝戦後、NHKのETV特集で、北朝鮮代表について特集してて、李鳳宇が出てた。インタビューで言ってたんだけど、あの試合のチケットをゲットしたんだけど、見に行けなかったらしい。物理的な理由でじゃなくて、心理的な理由で。

なぜか。北朝鮮が日本にボロボロにやられると思っていたそう。別に北朝鮮が負けるのはいいんだけど、北朝鮮代表の選手たちがボロボロにされるのは見ていられない、と思ったようだ。なんか、すごい気持ちがわかった。

おそらく、韓国代表の選手たちがボロボロにされても、全然余裕だと思う。北朝鮮の選手たちだからこそ。ああいう国で、お国のため将軍さまのために健気に頑張る選手たち。そりゃ、なんとも言えない気持ちになりますよ。僕だって。

ちょっと次元が違うかもしれないけど、戦況が絶望的になってからの、特攻隊機が、打ち落とされたり、海に突っ込んでいったりするのを想像したときに、なんともやるせない気持ちになるような感じ。



ついでに、こんなニュースもありました。↓


『ジョゼと虎と魚たち』再び上映へ

昨年末に公開された映画で、これまで人気を集め続けてきた日本映画『ジョゼと虎と魚たち』が29日、ソウル鐘路(チョンノ)のシネキューブで再び上映されることになった。

犬童一心監督の『ジョゼと虎と魚たち』は昨年10月末、5スクリーンで公開され、3カ月以上上映。約4万人を超す観客を動員する人気で、小規模公開映画の成功事例とされている。またこのような成績は紙面や放送などの宣伝なく動員した成績であることから異例的でもある。

配給社は映画館収入外に付加版権などで輸入価格の4倍以上の収益を上げた。

またこの映画を通じて主人公の妻夫木聡は、韓国では極めて珍しく日本スターとして人気を集めている。この映画を通じて国内でも知名度を上げた彼は、先日閉幕した今年の釜山(プサン)映画祭でファンの熱狂的な支持も集めた・・・・

中央日報 2005.10.19 10:44:07
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=68745&servcode=700§code=730



まあ、韓国人が日本のポップカルチャー大好きなのは、今にはじまったことじゃないけど。禁止されてるころから、みんな日本映画見たり、日本の音楽聴いてたようだ。僕よりはるかに日本の音楽詳しい韓国人が結構いた。
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by mudaidesu | 2005-10-21 23:21 | 映画


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