オノ・ヨーコとか


ちょっと前に、オノ・ヨーコの「ジョン・レノン・ライブ」がありました。オノ・ヨーコさんといえば、愛と平和の伝道師のようです。けど、悲しいのですが、「オノ・ヨーコ」で私が最初に連想するのはある二人組みなんです。今回もその二人組みを思い出してしまいました。

その二人組みとはcibo matto。 日本人の女性二人組。オノ・ヨーコさんの弟子なんだか、なんなんだかよくわかりませんが、音楽雑誌の表紙飾っちゃったりとかすごかったようなんよ。ここで紹介したヴィレッジボイスの表紙(=ニューヨークで流行)になっちゃったらしいし。











オノ・ヨーコの音楽イベントには必ず登場してたし、オノ・ヨーコを慕うニューヨーク・ミュージシャンたちからもサポートされてたし。ビースティ・ボーイズやらソニック・ユースやらの。イギリスだけど、トリッキーとも一緒にやったとかなんとか。cibo matto、すごすぎです。


まあ、音楽自体は全然たいしたことないと思うんだけど、やっぱ、存在自体がウケちゃったんだと思う。パフィーが微妙にウケてるようだけど(子ども相手?)、そんなかんじで。アジア人・日本人の女性二人組みが、あちらの人々にとって「アジア人・日本人らしくない、でも、アジア人っぽい」ことやってるのがウケた。

というか、オリエンタリズムだったと思う。いや、別にそれでいいんだけどね。オリエンタリズムの要素があるからって全部切って捨てるつもりはない。そーいや、「少年ナイフ」ってのがいましたね。ありゃ、ひでえ。cibo mattoの方がずっとマシ。けど、知名度はすごかったみたい。いろんな人から「ショーネンナイフ知ってるぞ」とか言われた。少年ナイフが日本を代表するミュージシャンだと思われてたような。こわすぎ。

cibo mattoは、その後、ショーン・レノンと一緒に組んでやってたような。そーいや、ショーンとどっちかが結婚したような気も。メンドーなんで調べませんけど。


で、オノ・ヨーコさんですが、僕はあんまり知りません。芸術家であり音楽家のようですが。こちらの英語のwikipediaを見ると、なかなかエキサイティングな人生ですね。うらやましい。

オノ・ヨーコさんに鳥肌立たされたことが二回ほどあるんですよ。どっちも間接的になんですけど。

オノ・ヨーコさんのライブ評をニューヨーク・タイムスで読んだんですけど、それになんか感動した。この批評家のセンスがいいんだろうけど。オノさんのライブはノイズと絶叫が中心だったようです。オノさんの音楽自体はよく知りません。で、オノさん、途中で咳したそうです。でも、マイクから顔を背けずに、咳をするそうです。たいした話じゃないんですけど、この批評家がそれを絶賛というか、やたら深く掘り下げてて、それにみょーに感心してしまった記憶がある。そのアマチュアぶりがヨーコの表現をとても鋭利で心に響くものにしている、みたいな。また、オノさんがライブやる場所がまたカッコいいとこだったりするんですよ。そこでライブやんのかよ!?みたいな。












もう一つは有名な話ですが、2001年9月25日のニューヨーク・タイムスへの意見広告ですよ。

アメリカがあやしい雰囲気になりつつあるとき、一面白(薄い灰色?=新聞色?)で真ん中に「imagine all the people living life in peace」だけですよ。アメリカ人なら、これだけでなんのことだかわかります。脳内であの曲が流れて、涙出ちゃう人は絶対いる。



















このセンスに鳥肌立ちまくりです。日本人にゃ、ないですよ。って、彼女日本人ですよね。

残念ながら、これだけじゃ世の中変わらないですが、この広告で我に返った人は絶対にいたでしょう。こちらのページに写真がありました。見づらいですけど。


というか、余談ですが、大統領選で、「リメンバー911」でブッシュ応援した田舎の方々って、おたくらがテロの標的になることはないって、と思いましたよ。ニューヨーク「市」の人たちは、ほとんど反ブッシュじゃんよと。市議会でもイラク戦争反対決議あったし。やられた人たちが、そして、またやられるかもしれない人たちが、もういいって、違うやり方にしようよ、と言ってるのに、やられてない人たちが、そして、やられる可能性のない人たちが、いやダメだ、って・・・・まあ、世の中そんなもんなんでしょうけどねえ。チキン・ホークとかいう言葉もありますし。この言葉はあまり関係ない?(笑)。


しかしながら、アメリカのちょー保守の人たちがジョン・レノンを目の難きにするのもわかります。アメリカを悪くしたのはジョン・レノンだ、みたいな言説ありますからね。(日本のお約束の左叩きみたいなもんです。)「イマジン」の歌詞を持ち出して、ボロクソ叩くってのはお約束です。「no heaven」がキリスト教否定で、 「no countries」が国家否定で、 「no possessions」が資本主義否定とかなんとか。












共和党の大統領予備選にも出たことのあるパット・ブキャナンさんも著作でやってたような。ブキャナンさんは、湾岸戦争にもイラク戦争にも強く反対した。反戦派じゃなくて、アメリカの伝統的な孤立主義者。イラク戦争賛成の西尾幹二さんが、ブキャナンさんの外交に関する意見はダメだけど、内政に関する見識はすばらしい、とおっしゃってましたよ。同じ「左嫌いの保守」として共感するのでしょう。「世の中の問題はすべて左の(陰謀の?笑)せい」というところが(笑)。


オノ・ヨーコさんだけど、子どものときは、このおばさん、ジョン・レノン利用してるだけじゃねーの?みたいなこと思ってたりもしましたけど、最近はそういうこと思わなくなりました。インタビューとかもなんかカッコいいし。おばーちゃんなんですけどね。というか、いないでしょ?こういう人、他に。やっぱ、カッコいい。




cibo matto 映像。
http://www.youtube.com/watch?v=iyXbLx0DiV0&search=cibo%20matto
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by mudaidesu | 2005-11-03 01:19 | 音楽


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