シンディ・シーハン vs ヒラリー・クリントン


ところで、「オノ・ヨーコとか」でもちょっと出した「ヴィレッジ・ボイス」のトップ記事がなにげにおもしろかった。あの有名になった「反戦かあさん」のシンディ・シーハンさんについての記事。「リアリストのリアリズム  イラク戦争反対」をちょうど書いたところだし、ちょうどいいので、ちょっとだけ紹介。


Cindy Sheehan for President:
Or Senate. The anti-war left seeks a challenger for Hillary Clinton


タイトルの訳は「シンディ・シーハンを大統領に・・・または上院へ。反戦左派、ヒラリー・クリントンへの挑戦者を物色」みたいなかんじ?かな?

ヒラリーさんが、イラク戦争についてシャキっとした姿勢を示さないから、ニューヨークの反戦派たちがイラだってるそうで。で、ニューヨークの世論調査だと、イラク戦争は間違いが64%(vs31%)だそうです。で、タカ派でいるなら、支持しねーぞ、コノヤロー、みたいな。


シーハンさんも、こんな発言をしたり、書いてるそうです。↓

Sheehan described her as "a political animal who believes she has to be a war hawk to keep up with the big boys."
ヒラリーは、大物政治家・権力者たちと対等にやってくために、(負けないようにするためには、)タカ派にならなきゃと信じてる政治屋だ、と。(よーするに、トップになるには、一般にわかりやすい「タフ」そうな主張をしないとダメだと思ってると。本音は別でも、「軟弱」だと思われたくないだけだと。)

Unless the senator pushes for pulling U.S. troops out of Iraq, Sheehan wrote, "I will resist [her presidential] candidacy with every bit of my power and strength."
もし、ヒラリーがイラクからのアメリカ軍撤退を主張しないなら、シーハンさんは、全身全霊を込めてヒラリーに抵抗する、と。

she reminded the crowd of her efforts to "call out the pro-war Democrats," explaining, "Hillary Clinton is the leader of the pack."
民主党の戦争賛成派と闘いましょう。ヒラリーはその連中のリーダーだ、と。

She then offered up a challenge, urging activists to withhold their support for the popular senator unless she comes around. "It's time to tell your elected officials, 'If you're not with us, you're against us,' " Sheehan said, "and if you're against us, we'll vote you out of office. "
ヒラリーたちが心入れ替えないなら、サポートやめましょう、と。そろそろ言うべきときだと、我々の味方か、それとも敵か、敵なら、落選させますよ、と。(この言い回しは、ブッシュさんの「with us,or with the terrorists」のパクリかな?まあ、アメリカ人はこういう言い回しが好きだけど。)

ヒラリーさんの側近曰く、いや、ヒラリーはブッシュ政権の戦争をいろいろ細かいところまで批判してるよー、と。今すぐの撤退は主張してないけど、それなりに頑張ってんだよー、と。


この記事書いた人によると、

Clinton, in many ways, looks to be playing both sides of the war debate.
ヒラリーは、戦争関連の議論では、どっちにも立てるようにしてる、と。日和見だと。


はやい話が、おまえら、というか、ヒラリー、コラ、勇気だせ、と。日和見ってんじゃねー、と。覚悟決めろ、と。たしかに、シーハンさん、なかなかのスター・クオリティ持ってますねえ。この記事では、「superstar」と表現されてますし。というか、反戦運動を生き返らせたシーハンさんは、マジで期待されてるみたい。民主党の流れを変えるかも、とまで。マジですか(笑)。ちょっと信じられませんけど。いや、シーハンさんが、選挙で勝つということじゃなくて、民主党に強いメッセージを送るという意味での期待だそうですが。けど、本人は、ニューヨークに引っ越すのはちょっと・・・らしいです。

それでも、この記事の最後に出てくる活動家は、「やっぱりワン・イシューだけじゃない」と言い、ヒラリーにプレッシャーをかけ続けると。なんだかんだ言っても、いいところが多いヒラリーに期待すると。


ちなみに、僕自身、イラクの現状についていろいろ思うところもありますが、米軍がどうすればいい、みたいな明解な考えはありません。よくテレビに出てる、どーみても反米サヨじゃない大野さんすら、米軍が引いちゃった方がいいかもと思ってたそうなんで、そうなのかもしれませんが。はっきり言って、僕にはまったく読めません。だから、最初から、やめとけ、と思ってました。
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by mudaidesu | 2005-11-05 01:23 | 世界


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