安倍ちゃんは本気だったん?


北朝鮮への経済制裁の話です。「<純粋なるもの>への回帰願望  ぺ・ヨンジュンという思想」のコメント欄で、安倍晋三さんにちょっと触れたついでに。「(安倍さんに)ほんのちょっと、ほんとにほんのちょっとだけですが、アジア外交期待してたり(笑)」とか書いちゃったし(笑)。ちなみに、一応、拉致問題についての僕の基本的なスタンスは「拉致問題どうなったん!?」みたいなかんじ。


で、最近はすっかり盛り下がっちゃってるけど、一時は経済制裁!ってな声があちこちでありました。その象徴的存在が安倍さんでしたね。彼は本気で経済制裁をすべきと思っていたのでしょうか。どうなんでしょう。

小泉さんが絶対YESと言わないのを安倍さんはわかっていたとは思う。そして、安倍さんが小泉さんに反旗を翻すことは絶対にないと思ってました。しかし、もし万が一、世論が大沸騰して小泉さんの支持率が急降下して、制裁すべし!という雰囲気になり、安倍さん以外じゃ政治が成り立たない状況にもし仮になってたら。


アホなSFみたいな話だけど、制裁支持が75%くらいのときもあったんだから、可能性はゼロじゃなかったのではと。(二回目の小泉訪朝後、家族会の怒りを受けて平沼さんがオポチュ二ストぶりを発揮し、反小泉的な発言を連発しましたが、小泉さんの人気が落ちず、家族会に逆風が吹くのを確認すると、あっさりトーンダウンしてポシャりましたね。平沼さんてほんとヘタレだなあと思いましたが、この前の郵政問題では頑張りましたね。前回同様、空気読み違えただけかも知れませんが。)


で、↑のSFのようなことになってたとしたら、安倍さんはやったのか?あの時点で、あの東アジア情勢で。


なにも僕は全ての経済制裁がナンセンスだとは思ってない。準備しとくのは当然メイクセンス。効果的な経済制裁もある。対南アフリカへの経済制裁は成功例だと思うし。ただ、あの状況での日本の経済制裁はまったくナンセンス。ま、だからこそ実際に日本はやらなかったわけだけど。けど、イラク戦争みたいなナンセンスが起こっちゃったりするんだから、世の中わからないし難しい。イラク戦争もまさかあんな形でやらんだろうと僕は思っていたし。


山本一太さんもやるべきと言っていたが、あれは完全にポーズだった。と思う。小泉さんとの役割分担。安倍さんの役割もそうだと一応は思ってました。あとは、世論のガス抜き係の役割かな。

けどねえ。山本さんについては確信を持ってあれは戦略だったと言えるんだけど、安倍さんはそういうリアリストには見えないんだよねえ。ほんと政治屋ってかんじで。(「政治屋」の使い方が変だけど気にしない。)なんでもかんでも、政争の具にする人ってかんじ。外交上の戦略としてじゃなく、内政に利用しまくってただけじゃないかと。自分のためだけに。


「経済制裁に反対する人は、北朝鮮に工作されてる」なーんてことを「ホーム」の「報道2001」で何度か言っていた。街頭演説でも言ってたようだ。

マジかよ!反対論者は北朝鮮の手先なのかよ!そうだったんだ!ガッテン!っては思わんかったけど。というか、この人なんでも、北朝鮮の「工作」出せば、自分の正しさが証明できると思ってんのかな?大人気だし、それが成功しちゃってんだけど。


というか、こーいう理性もへったくれもない発言を繰り返すこの人は、本気で制裁なんて言ってるのかも?と空恐ろしくなった。役割分担じゃないの?それとも、ほんとは役割分担なんだけど、ついでに政敵を叩いといてやれってだけ?


でも、ここ数ヶ月すっかりそういうこと言わなくなったから、ああ、やっぱり口だけだったのねと。あれが戦略だったならまだいいけど、行きあたりばったりだったら・・・。この人が首相になるときのことを考えると、本気じゃなかった方がいい。けど、ああやって、世論を煽るのはアリなのか?

そりゃ、なんでもアリなんでしょうけど、ヤケドする可能性だってある。実際、二回目の小泉訪朝まですごい時間かかったし。あれは世論が煽られまくっちゃったせいでしょ。もうちょいうまくやってれば、もっと早く子どもたちの来日は実現できたはず。



ちなにみ、拉致問題に関して安倍さんをまったく評価してないけど、平沢さんはそれなりに評価してる。拉致問題では一番マシだと思う。一番役に立ったと思う。最初から頑張って、世論を高めたし。僕はリアリストじゃないんで、人道問題はときには国益より大切だと思ってますんで。

平沢さんの煽りの内容は排外主義的で微妙だったけど、他にやる人がいなかった。他の人はなにもしなかった。ゼロよりはマシ。一回目の小泉訪朝後、毅然と対応すれば北朝鮮は折れてくる、と言い続けてたのは???だったけど。(安倍さんなんて、北は冬を越せないとか言ってた。)


しかし、平沢さんは自分の見通しが甘かったことを率直に認め、これじゃダメだと方針転換した。それによって一部からバッシングされたけど、あれを見て、この人は本気で拉致問題を進展させようとしてんのかもと思った。拉致問題を利用してるだけの人もいるかもしれないけど、この人はそうじゃないのかなあと。やれることやれないことをきちんと考えて最善を尽くそうとしてんのかなと。リアリストというよりプラグマティストってなかんじかなあと。拉致問題に群がる他の人たちとは違うのかなあと。平沢さんに甘すぎですかね。平沢さんの政治思想そのものは他の人たちとたいして変わらんと思いますけど。それに、拉致問題は平沢さんのレーゾンデートルでもあるし。
[PR]
by mudaidesu | 2005-11-17 22:11 | ニッポン


<< 誇り高きニッポン人!? メインページ テロと拷問 >>