シャロンはどこまでやれるのか?


シャロン首相が離党表明、政権維持の賭けに打って出る  読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20051121i114.htm


なんだか、イスラエルですごいことが起こってますね。細かいこと書いてる余裕ないですが、ニューヨーク・タイムズ(インターナショナル・ヘラルド・トリビューン。またですが)に、シャロンの興味深い発言が出てました。パッと見渡したかんじ、この記事にしかこの発言出てなかった。

On Sunday, after leading what is likely to be the last meeting of the current cabinet, Sharon praised Peres and said, "This is the beginning of the joint work between us."

(最後の閣議後、シャロンはシモン・ペレスを称賛し、「これは我々の共同作業のはじまりだ」と言った。)

Sharon told his old rival and ally: "I won't let you turn away from completing the missions you are destined for. I'll call on your assistance in the future."

(シャロン(77歳)は元ライバルそしてパートナーのペレス(82歳)に、「君がやらなければならないこと、やることを運命づけられてることを絶対に達成させる。決して断念させない。今後の君の助けと力が必要だ。手伝ってくれ」と言った。)

Sharon quits political party
http://www.iht.com/articles/2005/11/21/news/israel.php

シモン・ペレスは労働党で元首相。暗殺されたラビン首相の盟友でありブレーンであり後継者だった。ノーベル平和賞も一緒にもらってた。中東和平はペレスのライフワーク。そのペレスが、シャロンが作る新党に参加するかもしれないそう。

しかしながら、シャロンの↑の発言は驚き。ド右翼のイカれたじいさんってイメージだったのに(実際、シャロンの軍人時代の経歴はヤバイ)、ここ数ヶ月はすっかりリアリスト風になってしまった。それも、昔のラビンを彷彿とさせるくらい前向きで気合い入ってる。元「売国奴NO.1」のペレスにこんなこと言うなんて・・・。一応、連立政権の仲間だけど、ちょっと前には考えられなかったこと。

まだ細かいところはわからないし、シャロンの最終的なビジョンがどんなもんかもわからない。「もちろん、対パレスチナ強硬路線を堅持するシャロン氏の真意は、西岸の大規模入植地堅持による占領の既成事実化にあるとの見方は根強い。」と↑の読売の記事にあるように。ただ、このじいさん、昔言ってたこととだいぶ違うこともうすでにやってるから、まったく期待できないわけじゃない。


<純粋なるもの>への回帰願望  ぺ・ヨンジュンという思想」のコメント欄で、こんなこと↓書いた。どこがヨン様だよ!ですが。

安倍さんですが、、ほんのちょっと、ほんとにほんのちょっとだけですが、アジア外交期待してたり(笑)。スーパーポジティブ・シンキング。もし彼が「大人になれる」のなら。ニクソンになれるかも。

ニクソンは中国をボロクソ言ってたんですよね(裏でキッシンジャーが秘密交渉)。強硬派を演じてた。だから、中国と手結んでも「売国奴」みたいな批判はあまりされないですんだ。ハト派がやると国内ですごい反発起きますが、タカ派ならまだ大丈夫。イスラエルのラビンも労働党でしたが、彼は軍人として伝説的な英雄でした。ラビンの後継者ペレスは、ずっと政治家だったからラビンのように大胆なことができなかった。融和政策って国内での「正統性」がすごい必要なんですよね。


シャロンは将軍だったし、最強硬派だったこともあるから、一応「正統性」はある。とはいっても、最近では、シャロンは暗殺されるってな噂もあるようだし、すっかり「売国奴NO1」になってしまったかも。
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by mudaidesu | 2005-11-22 00:49 | 世界


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