とりあえず、スポーツ新聞の記事引用から。というか、引用ばっかだけど。 ウエルカム・パーティーの開始5分前、最後に会場入りした阪神井川の姿に岡田監督やナインは目を丸くした。口元には大きなマスク、服装は冬物の長そで。杉山や橋本らがアロハシャツ姿で参加する中、そのいでたちは異様だった。・・・ ↑の記事読んだときは、井川はあいかわらずおもしれーなあ、と思うだけだったけど。 「誠意は買うたらないかん。カゼをひいたのに、みんなと同じように参加したんやから」既に来季の開幕投手に指名している岡田監督も、エースとしての自覚と成長を感じ取っていた。ドタキャンせずに、体にムチを打ち、単身で参加した26歳の心意気を評価した。 こういうのや、 無理を押して今回の旅行に参加したことが岡田彰布監督(48)やナインの評価を上げることになった。「体調が悪い中でハワイまで来た誠意は買うたらなあかん」と岡田監督。希望していた米大リーグ移籍がかなわなかったことから、今季は不協和音を招きがちだった井川が人間として変わりつつある。・・・ こういうのや、 不参加の一昨年と違い、体調不良を押してまで仲間と喜びを分かち合いたいという純粋な思いが首脳陣や選手にも伝わった。指揮官が重要視する「ハート」は完ぺき。・・・ こういうのや、 03年不参加だった優勝旅行に風邪をおして(?)参加した井川の姿勢を買っている岡田監督。唯我独尊の井川が少しずつみせてくれる“チーム愛”に、指揮官は来季の大活躍を夢見ているようである。 こういうのを立て続けに読むと、なんだかなあと思う。過去の経緯はいろいろあっただろうけど、なんか倒錯してないすかね?「責任」や「熱意」や「姿勢」という概念の意味が。 プロなら、自己管理をしっかりやって公式戦で結果を残すことこそが一番の責任のような。ムリして余計なことやったら、まさにプロとしての自覚が足りん!と言う人がいてもいいような気がするけど。ムリして旅行なんかに参加して、体調不良が長引いてトレーニングが遅れたりしたら、それこそプロとしての自覚の欠如のような気もするけど。 井川の行動を誉めたくなる気持ちはわからんでもないし、こういうのは情緒の問題なんだろうけど。 こういう不条理な情緒もスポーツがおもしろい理由の一つなんだけど。ムリしちゃうピッチャーの心意気とか。「キャプテン翼」(中学時代の全国大会)みたいに、ボロボロになってヘロヘロになっても戦い続けるってのはやりすぎでイカンと思うけど。ぶっ壊れたらドラマにはなるかもしれないけど、元も子もないし。 まあ、スポーツ新聞の記事はそんなもんなんだろうけど。「あるストーリー」にそった記事を作るのが役割だろうし。別にスポーツ新聞をバカにしてるわけじゃない。そういう生ぬるく安易なところがまたスポーツ新聞の楽しいところだし。読んでるこっちも楽しいし。 ちなみに、井川は大好きですよ。ネタになりやすいところも、わけわからないところも、我が強いところも大好きです。
by mudaidesu
| 2005-12-15 05:04
| スポーツ
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