The の使い方 オリバー・ストーン


「stop the koizumi」の「the」はおかしいんじゃないかって話があるようだけど、それについてちょっと。部外者の僕がどうだこうだってのはなんだかなーだし(いろいろあって、一応、リンクはしてるけど)、どっちにしろよくわからんけど、これ系のちょっと興味深い小ネタを一つ。



というか、素朴な感想としては、いいんじゃねーの、ってかんじだけど。つか、んなもん、好き好き。通じればノープロブレム。文法的には、おかしいからいらん、ってのが正論かもしれないけど、気にする必要なんてまったくない。と思う。

というか、あやしい英語の文章を書きまくってた僕として、んなこと気にしない。

そもそも、英語が母国語の人だって、細かい文法なんて知らない。「thereとtheir」の区別すらあやしいって人もゴロゴロいる。というか、外国人の方が普通に文法詳しかったりする。んで、僕の日本語なんてめちゃくちゃ。日本語を勉強してる外国人の方がちゃんとしてるに決まってる。


で、小ネタなんだけど、オリバー・ストーンの映画に「Nixon」ってのがある。ニクソン大統領についての映画。で、この映画についての文章を読んでたら、オリバー・ストーンがおもしろいこと言ってた。


ニクソンの盟友のヘンリー・キッシンジャーがこの映画についてボロクソ言ってたそう。どこがニクソンだよと。実際のニクソンはこの映画とは全然違うよと。

で、オリバー・ストーンがこのキッシンジャーの発言に対して、

「あれは『the Nixon』じゃないから。『a Nixon』だから」と。


ようするに、「the Nixon」ってのは、「あのニクソン。あれだよあれ。こいつだよ。こいつ。ニクソンはこいつ。本物中の本物。」みたいなかんじ。「a Nixon」ってのは、「あるひとりのニクソン」みたいなかんじ。「本物かどうかは知らん」みたいな。

まあ、なんだかよくわからないだろうけど、「the」をつけるなら、ひたすら実物を指して、「こいつのことこいつ」みたいに強調するかんじ。「a」なら、架空の人物って可能性もあったりする。たぶん。

というか、特定の個人のイメージやら人物像みたいなもんは、人それぞれ違う。キッシンジャーにとっての「ニクソン」と、オリバー・ストーンにとっての「ニクソン」は別だと。そして、それぞれの「ニクソン」が存在すると。で、それぞれの「ニクソン」は「a Nixon」「a Nixon」・・・で無数にあって、それぞれの「ニクソン」は別物だと、みたいなことかな?


結局、わけわからんかもしれないけど、ま、オリバー・ストーンのこの言葉はおもろいなと思った。


んなわけで、「the koizumi」もアリなんじゃないのかな。「この人だよ。この人。この小泉。本物の小泉。特定の小泉。この人しかいないじゃん。この人に決まってんじゃん。」ってかんじで強調してるってかんじで。

まあ、「the」をつけるつけないなんて、つける人の思い入れしだい。だと思うけど。特に強調したいときは、ムリヤリつけちゃっていいのではと。余程、すっとんきょうなことにならないかぎりは。オレ用法ってのはアリかと。英語圏の人間相手にも、十分強弁可能。
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by mudaidesu | 2006-04-18 19:55 | 文化


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