嫌われ松子の一生


すごく好きな「下妻物語」の監督の新作。

嫌われ松子の一生 公式サイト

6種類の予告編が見れる。


絶対観に行こうと思ってる作品の場合は、観る前にあまり情報を入れない僕だけど、タイトルに釣られて(笑)思わず読んでしまったブログ記事がこちら↓。「再出発日記」さんから。

すべっている「嫌われ松子の一生」





読む前に、タイトル見ただけで、ああ、すべってんのかあ、みたいな(笑)。

あの(「下妻物語」の)かんじですべってんのかあ、ああなんか想像できちゃうなあ、あのかんじですべってたら、そりゃ目も当てられねーなあ、そりゃ寒いし引くわなあ、みたいな(笑)。



で、観たんだけど、たしかにすべってるところはあった。

でも、期待値がだいぶ下がってたんで、想像よりはるかにマシだった。



たしかに、しつこすぎるし、もういいよ的な映像&演出はたくさんあった。

たとえば、「happy wednesday」?のシークエンスなんてかなり微妙だった。もううざってかんじ。黒いゴミ袋→カラスがガーってのも、いいですもうってかんじだった。

「下妻」のときは多彩な映像や遊びにゲラゲラ笑えた。「嫌われ松子」でもおもしろいとは思ったけど、ゲラゲラは全然しなかった。まあそれはしょうがないのかなと。ああいうのは慣れちゃうとそんなに斬新にかんじなくなるし。それに、そういうシーンの数が多すぎた。

個人的には、最初の渋谷の映像はすごく良かったけど。


というか、ミュージカルっぽいのに音楽が全然好きになれなかったってのもあるかも。



この監督は、物語をしっかり描けるし、人も、人と人の普通のやり取りも魅力的に描ける人だから、あんまりああいう映像や遊びに頼りすぎなくてもいいと思った。なんか、「嫌われ松子」ではやりすぎてて、もったいないなあと思った。ほどほどにしといた方がいいんじゃないと。もう少し落ち着かせてもいいんじゃないかと。



まあでも、これほどのクオリティの娯楽作品を作れる人っていないでしょ。「踊る大捜査線2」なんかに比べたら(比べるな?)めちゃくちゃ良く出来た作品だと思うし、十分僕が好きな部類に入ると思う。




それで、中谷美紀。

人の顔って変わるもんだなあ、としみじみ思った(彼女に失礼ですが)。というか、この人が最初に出てた日本石油(だっけ?)のCM(バンダナかぶってたやつ)を見たとき、「あ、変なCMだけど、俺、この人好み」と思った少年のころの懐かしい記憶が(笑)。

あんまり芸能人とかそういうのに興味ない僕の記憶をたどると、「この人いいな」と思ったのはそのときの中谷美紀と、数年前のテレビ出始めたころ?の長谷川京子くらいかも(フジテレビ深夜の女子アナによるちょっとしたトーク番組に出てた長谷川京子を見たときかな)。「この人いいな」と思ってもそれだけで、ドラマを見たり映画を見たりは全然しないんだけど。



で、中谷美紀だけど、「BeRLiN」って映画はすごいよかった。中谷美紀は少々うざいけど、映画はすごく好き。監督は「ユリイカ」で「犯人の人(by 宮崎あおい)」やってた人。

中谷美紀は他の映画でも悪くはないなとは思ってた。



で、「嫌われ松子」の中谷美紀。

「とくだね」でピーコ?(いまだにどっちがどっちだかわかんない)がこの映画の話してて、「中谷美紀ってほんと演技が下手ねえ」と言ってるのを偶然見た。

流されやすい僕は、ああそうなのかあ、この映画での中谷美紀はへぼいのかあ、下手なくせしてがんばりすぎちゃってうざいというか痛々しいのかなあ、なんか想像できちゃうなあ、と思ってしまい(単純すぎ?)こっちも期待値が下がりまくりだったので、なんだよ全然悪くないじゃん、と思えた。


「下妻」の深田恭子と土屋アンナが十分アリだと思う僕としては、この映画の中谷美紀なんて十分すばらしい。というか、役者として着実に成長してるような気がする。


たしかに、ムリしちゃっててびみょーなところもあったけど、全然良かったと思う。

映像も出演者もごちゃごちゃしててしっちゃかめっちゃかだったのに、中谷美紀がドーンした存在感をしっかり出せてたから、まとまりというか、ちゃんと骨格のある映画になってた。中心がしっかりしてた。


というか、この中谷美紀を「ほんと演技が下手ねえ」と言ってたら、日本映画観れないじゃん。かなりの存在感だったと思うけど。良い意味で。というか、アレはピーコの中谷美紀へのエール?ベタに受け取っちゃった僕のセンスがダメすぎ?



まあとにかく、楽しみ♪→やっぱ期待すんのやーめた、だったけど、実際観てみると十分楽しめた。というか、ああいう最後までしょぼくて悲惨な人を愛情たっぷりに描いた楽しく切ない大衆娯楽作品ってあんまないと思う。

いや、僕自身は「下妻物語」の方がはるかに好きだけど。

「下妻物語」にはほとんど文句ない。




「再出発日記」さんの続編↓。ボツになった幻の脚本を極秘ルートで入手したそう。すごい。

「嫌われ松子の一生」幻の脚本





ところで、どうでもいいけど、「下妻物語」の英語名が「kamikaze girls」。

kamikaze girls サイト




そろそろ、こういうオリエンタリズムっぽいタイトルから卒業してほしいような気がする。

もう21世紀に入ってしばらく経つし。


というか、サイト探すのにボケて「samurai girls」で検索しちゃったよ。

あれ~見つかんねーなーって。

まあ「harakiri girls」とか「banzai girls」よりは「kamikaze girls」の方が全然いいけど。

って、どれもたいして変わらんような。
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by mudaidesu | 2006-06-28 09:53 | 映画


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