小泉竹中堀江米国市場原理弱肉強食黒人貧困嗚呼絶望憂鬱
小泉竹中堀江米国市場原理弱肉強食黒人貧困嗚呼絶望憂鬱


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米国では、一部の成功者が全体を引っ張ることによって、
全体がかさ上げされて、人々は満足しているわけです。
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斎藤貴男によると、竹中平蔵はこう言っていたらしい(1)。これが頭から離れない。ただの「滴り液理論」なのだけど。平たく言えば、勝ち組のおこぼれもらって負け組も幸せですよ、と。普通といえば普通の言葉なんだけど。

竹中はハーバードの大学院出身。現在の学費は年400万近く。本人はおそらく奨学金だろう。しかし、彼の周りにいた人たちはこういう学費が払える人間、または、この額の奨学金を得ることができるほど優秀な人間たちだろう。竹中はそういうアメリカのエリートの目や頭を通してアメリカを見ているのだろう。このアティテュードと感性にやるせなくなる。

アメリカの黒人その他の貧困層の人々がどんな悲惨な境遇で生まれ、育ち、そして若くして死んでいくのか、竹中は知っているのだろうか。思いを巡らせたことがあるのだろうか。

今回のハリケーンで、アメリカの黒人貧困層の境遇にわずかながら僕らは注目した。ニューオーリンズの65%が黒人で、多くが貧困層だ。アメリカには何百、何千の黒人居住地がある。ニューオーリンズはワンオブゼム。もちろん何人が住んでもいいのだが、黒人ばかり。酷い環境。悲惨もなにも、超悲惨。

黒人居住地に、少しでも足を踏み入れれば憂鬱になる。

ロスの黒人暴動の映像を見て、子供心に「黒人差別が酷いんだろうな」と思った。アメリカに行く前も、黒人差別が露骨にあるのだろうな、と思っていた。しかし現実は違った。拍子抜けするほど、黒人差別がないのである(東海岸です)。いや、もちろん、いろいろあるでしょう。しかし、目に見える形では、インスティテューションとしての黒人差別の存在は感じられなかった。

では、僕はアメリカで何を見たのか。陳腐な表現だけど、貧富の差。事実としての格差の存在は当然知っていけど、やはり「一億総中流」(幻想ですが)日本人にはどういうものなのかイメージできていなかったみたい。なんと、貧乏人と金持ちの住居・地域が月とスッポンなのである。なんか、たいした話じゃないのだが、とにかく僕には衝撃だった。お城のような豪邸がいっぱいなのだ。一方で、ここはソマリアか!?って地域がいっぱいなのだ。ソマリアには悪いが、literallyそんな感じ。

もちろん、「スラム」の存在自体は知っていたのだが、「名物・名所」みたいなものと見なしてしまっていたのではないだろうか。なにか特殊な場所であるかのように。それについて深く考えることを怠っていた。そんなものが存在することの不条理を不条理と思う感受性がなかった。

で、黒人居住地だけど、「こんなとこで育ったら、そりゃ、ギャングになるしかねーよなあ」ってなかんじ。プロスポーツ選手か、ラッパーか、売人か、薬中か、野垂れ死にか。オリエンタリズム大爆発だが、ほんとにそう思ってしまう。荒んでる。荒廃。酒屋に入れば、商品と店員は防弾ガラスの向こう側。治安が悪い。こわいのだ。そんなところで、何百万人、何千万人の人々が暮らしている。

ちなみに、斎藤貴男によると、竹中の生い立ちは恵まれていたわけではない。彼自身の才能と努力でここまできたそうだ。立派。人は頑張ればなんとかなる、と信じているのだろう。そして、その裏返しとして、なんとかならない奴=頑張らない怠け者、と思ってしまうのだろう。彼はほんとに怠け者が嫌いなようだ。彼からすると、郵便局員は怠け者なんだろう。郵便局員への嫌味はほんとに感情入ってる。

ハーバードはケンブリッジという街にある。もちろん環境は黒人居住地と比べるまでもない。

ちなみに、竹中は「理想は人頭税」と平然と言ってのける人間。

それに突っ込みも入れられないキャスター・アナウンサーが報道を仕切っているのが日本である。人頭税すら知らないわけじゃないだろう。「郵政民営化には賛成だけど、郵政民営化法案には反対、って、そんなの全然わかんない」と毎朝(故意かもしれませんが)繰り返す大金持ちも報道をやっている(バラエティなんて逃げは認めない)。夜のあの方も酷いが。


竹中さん、僕と一緒にアメリカの黒人居住地巡りでもしませんか?
おこぼれでも見学に行きませんか?
おっかないんで、ボデーガード5人くらいつけて。


この話はまたあとで。


とかなんとか言ってたら、堀江さんがぶっとんだことを。いや、彼の思想からすりゃ、そのくらい言うわな、って程度なんだけど。公的年金制度いらないって。自分で老後のためにちゃんとためとけよ。だってさ。ちゃんと計画立てられない奴は無能だってことだ。自己責任だ。自業自得だ。公的年金制度いらないってんだから、国民年金払ってない奴なんて野垂れ死ね!ってことだな。てめーが悪いんだからね。自己責任。自業自得。アメリカの貧乏悲惨黒人たちは無能な怠け者ってことだな。堀江さんからすりゃ。自己責任だ。自業自得。うん。自己責任自己責任。自業自得自業自得。

これこそ、究極の「官から民へ!」ですね。

堀江さんの外国人特派員協会講演

ちなみに、堀江さんを番組に呼んだことある神保はこの講演、アホらしくなって途中で退席したってさ。ま、たしかにアホらしかったな。素直な人なのはよ~くわかったけどね。いや、「ただの人」だったら嫌いじゃないんだけどね。むしろ、好きなんだけどね。



おまけ。斎藤貴男は、宮台真司に「左翼のダッチハズバンド」よばわりされた(M2『サイゾー』)。鈴木邦夫によると、それから斎藤貴男、森達也、鈴木邦夫による『言論統制列島』という本ができたらしい(写真がウケる)。鈴木・森は宮台のお友達だし、斎藤も宮台の丸激(videonews.com)に出演あり。

鈴木邦夫 今週の主張307 


(1)『毎日新聞』02.06.17付夕刊 斎藤貴男「グローバリゼーションの光と影 金持ち優遇、新自由主義の暴論」 『日経ビジネス』00.07.10号 竹中平蔵 http://www.linelabo.com/bk/2002/bk0206b.htm
私自身は、斎藤貴男の著作(失念)でこの話を読んだ。




私は勝ち組セレブよ!小泉竹中市場原理猛突進上等よ!愚痴よ!

小泉応援団長、日本ネオリベ保守重鎮、古森義久のレイシズム!?
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by mudaidesu | 2005-09-05 00:49 | ニッポン


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