二大政党状況、頑固な小政党、外野の憂鬱?


いや、もう二大政党状態じゃないっすけど・・・。


共産党員であるカッシーニでの昼食さんが↓のようなエントリーを書いています。
この方のなんか脱力した気合いがいつもたのしい。

共産党が選挙協力をしない理由。
共産党が選挙協力をしない理由。その2。
共産党が選挙協力をしない理由。その3。


ここ一ヶ月、共産党員または共産党支持の方たちにとって、非共産党支持・反自民の人たちとのコミュニケーションは大変だったでしょう。糾弾系の声を浴びちゃってたかもしれません。

私は共産党支持じゃないし、共産党の真面目さとは相容れないいいかげんな人間だし、非科学的なものも不合理なものも好きだし、そもそも『資本論』は途中で当然のように挫折したし(そのうち頑張る)、そもそも9条護憲ですらない(はげしく迷い中)人です。しかし、地方選挙ではいつも共産党に投票してます。

そんな私からすると、世に倦む日日さんの「共産党は小選挙区票を民主党に流せ - 社民と共産は合同せよ」)は正論です。

共産党が本当に大事にしなければならないのは、伝統ではなく、支持し期待してくれている国民である。共産党が命を賭けて守らなければならないのは、自己の歴史的伝統ではなく、目の前の、二極分解策の経済苦で呻吟している国民である。
これには何度でもうなずけます。しかし、共産党員からすれば、当たり前ですが、「カッシーニでの昼食」さんの方が正論でしょう。↑の引用のとおりだからこそ、今のやり方なんだよ!でしょう。というか、余計なお世話だバカヤロウ、かもしれません。

というか、この問題に正解はありませんよね。とっても難しい。

言えることは、戦略的にやれ、しかない。意味不明ですが。

政治活動には簡単に言って二つの目的がありますよね。一つは、近い将来のため。もう一つは、遠い将来のため。なんか当たり前すぎますし、両方大切だし、両方繋がってるんですけど、無理やり単純化すると、「世に倦む日日」さんは前者のためにとりあえず決断しろ!で、共産党の立場は後者でそのためにこそ、ちっちゃな妥協するわけにはイカン!でしょう。私としては、今回の選挙前は、非現実的ながらも共産党にはあえて近視眼的になってくれと思ってました。

近い将来のちっちゃな違いを生み出すために。

その違いこそが遠い将来にも活きてくるだろうと。個人的には、イラクから自衛隊のみなさんが帰ってくることだけでも大きな違いだと思ってました。靖国参拝もそうですね。


この悩ましい問題は日本だけの話じゃないっすよね。アメリカにはラルフ・ネーダー問題がありますし。前々回の大統領選なんて、ネーダーが出なかったらゴアが勝ってましたしね。もっと他の国の状況も調べてみたくなりました。

去年の大統領選では、もともとネーダー的なアンチ二大政党の立場だったらしいマイケル・ムーアまでもが、ネーダーに対して、出ないでくれよ~、と言ってたようです。(なんか、ネーダーはブッシュ応援勢力の支援まで受けてたとかなんとか。それはやりすぎのような気もしますが。)このネーダー出馬問題はアメリカで熱い論争になってました。

まあ、消費者運動をずっとやってきたネーダーからすると、「共和党も民主党も変わらない、財界の言いなりである」になるでしょう。日本共産党と同じですね。ネーダーからすれば、民主党政権の方がマイルドな分、逆にアメリカの問題の本質が見えにくくなってしまう。なら、共和党政権の方が、国民の目に敵と問題の本質がはっきりして逆に良い、より多くの国民の目が覚める、とまで言えちゃう。日本共産党はここまでは言いませんね。



宮台真司の『華氏911』評がなかなかおもしろいです。


「ブッシュの悪」で「アメリカの悪」を覆い隠す『華氏911』

ブッシュが余りに粗野だから、ケリーになって世界中が胸を撫で下ろす。けれど本当はクリントンよりも遥かに悪い。極端にひどいタマを叩かせておき、本来ならひどいタマを「まだマシ」と受容させる。「ブッシュの悪」で「アメリカの悪」を隠蔽する詐術である。

共和党的な「感情のフック」でメディアウォーを戦うムーアを賞賛することは、「ブッシュの粗野さや馬鹿さに憤激させ、ブッシュ降板で胸を撫で下ろさせる感情操作」に加担することを意味する。息子が徴兵される訳でもない日本人が尻馬に乗るのは、愚の骨頂だ。

全文は↓。

金子勝・藤原帰一・宮台真司・A.デウィット『不安の正体!』筑摩書房への後書き


『華氏911』については↓も。

あえて徹底批判!
『華氏911』の功罪 宮台真司×森達也×神保哲生がMムーアの手法を問う


あんまり関係ないですが、こちら↓もおすすめ。

宮台真司 解題:ナタン・シャランスキー『民主主義論』



ところで、大塚英志の雑誌(か本)の『新現実 Vol3』で、大塚英志が志井和男さんに果敢にインタビュー(「共産党は信用できるか?」)しています。共産党素人の私には興味深かったです。

ちなみに、この表紙ですが、本屋さんで立ち読みするとき、やたらと周りが気になってしまった情けない私です。誰も気にしないのはわかってるんですが、自意識とはそういうもんで、どうにもなんないんでしょうね。しかし、こういう表現に偏見を持っていないと思っていたんですが・・・。いざ、自分が手にしてみて、わずかにしろ動揺するということは、私も偏見野郎だったってことですね。


なんにせよ、実際に政治にコミットしている「カッシーニの昼食」さんを応援します。日々、自己の欲望と快楽のためにダラダラと生きている私としては、尊敬します。

ちなみに私もヤプブロに引っ越しを企てたんですが、2000文字制限で挫折しました。おもろいスキン・テンプレートがいっぱいあって楽しそうだったんですが・・・。fc2も楽しいのがいろいろあったんですが、文字のフォントが読みづらかったり・・・。exciteは読みやすいと思うんですが、スキン・テンプレートはつまらんのばっかです。「う○ち」というのにむしょうに惹かれたんですが、さすがにどうかと。引かれちゃうかなと。



追記:そ~いえば、思いだしたんですが、こんなシステムもあるようです↓

●立候補者全員に、1、2、3・・・と番号を付けて投票する。全立候補者に番号を付けることが強制されており、全部に番号が入らない票は無効投票となる。

●開票の結果、第一順位票の過半数を得票した候補者がいれば、この候補者が当選する。小選挙区であるから、当選は1名だけになる。

●過半数を得票した候補者がいない場合は、先ず第一順位で得票が最下位であった候補者が除外される。そして、この候補者の得票は、記入されて

いる第二順位の得票割合に従って残りの候補者に配分される。その結果、過半数を得票した候補者がいれば、この候補者が当選する。

2005-05-07 オーストラリアの選挙制度「ヘア・クラーク制」について学ぶ

これいいですねえ。日本じゃやらないんでしょうか?
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by mudaidesu | 2005-09-14 21:07 | ニッポン


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