ネオコンの懺悔!?ブッシュ批判!?by フランシス・フクヤマ

<フランシス・フクヤマ>論争 リベラル、ネオコン、フェミ

↑で、フランシス・フクヤマがリベラルだ、ネオコンだ、保守だ、なんだかんだ書きました。「クリントンへの、あの有名な「フセイン打倒しろや!」手紙にネオコンさんたちと共に署名した一人ですし」とも書きました。

で、今、さっき、こんな文章を見つけてしまいました。

今年の8月31日、フクヤマさんが「ニューヨーク・タイムス」にこんな論考を発表しました。ところどころちょっとだけ紹介。

Isolationist Invaion (孤立主義者のイラク侵攻)

The Bush administration could instead have chosen to create a true alliance of democracies to fight the illiberal currents coming out of the Middle East. It could also have tightened economic sanctions and secured the return of arms inspectors to Iraq without going to war.

(ブッシュ政権はもっとちゃんとした民主国家連合を組めたかも。戦争せずに、経済制裁強化したり武器査察をちゃんとやれたかも。)

Are we failing in Iraq? That's still unclear. The United States can control the situation militarily as long as it chooses to remain there in force, but Americans' willingness to maintain the personnel levels necessary to stay the course is limited.

(我々はイラクで失敗してる?やる気出せば軍事的にイラクの状況をコントロールできるが、アメリカ人のやる気にも限界が・・・。)

We do not know what outcome we will face in Iraq. ・・・. There was nothing inevitable about this. There is everything to be regretted about it.

(イラクでどんな結果になるかようわからん。9.11以降、避けられない、必然的なことは何もなかった。めっちゃ後悔することだらけです。)

Isolationist Invasion  Francis Fukuyama
The New York Times 8/31, International Herald Tribune 9/1


なんだか、奥歯に物が詰まったような文章です。私の訳がアホっぽいので感じが出てませんが、実際の文章はどよ~んとした感じです。ここ数年のフクヤマさんの議論はさっぱり知らないのですが、なんかこの文章はシンボリックなものになりそうです。フクヤマさんが戦争前どういうこと言っていたかは知りません。あの「フセイン打倒しろや!」手紙に名前が出てるというだけで。

想像ですが、戦争前の、フランス・ドイツのようなリベラル・デモクラシー国家を馬鹿にするような風潮には組していなかったのではないかと。きちんとリベラル・デモクラシーの同盟は組んどけ、と思っていたのでは。リアリズムの立場からでなく、リベラルな国際主義の立場から。昔から、孤立主義者と立場は異にしていたし。そのうち、チェックしてみたいと思います。



リアリストのリアリズム イラク戦争反対
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by mudaidesu | 2005-09-15 18:22 | 世界


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