カテゴリ:イラク人質事件( 22 )
イラク人質問題 2  映画「バッシング」


コメント欄でちょっと書いたんですが、今年のカンヌ映画祭、日本から唯一のコンペティション部門作品です。それも寂しい話ですね。

カンヌ映画祭出品「バッシング」国内初上映 東京フィルメックス  毎日新聞

というか、ほんの一週間前に上映されたようですね。私も行けば良かったです(泣)。予想してましたが、まだ配給が決まってないそうで。観るチャンスなさそうな予感が。

まあ、映画好きとしては、映画そのもののできはあまり期待してないのですが。是枝監督の作品みたいに撮れてればいいんでしょうけど。「バッシング」の監督の作品全然知らないんで、めちゃくちゃ失礼なこと言ってますけど。


ちなみに、この「東京フィルメックス」で「バッシング」はグランプリ(?)だったようです。

11月19日から開催しております第六回東京フィルメックスの受賞結果が発表されました。受賞作品は、小林政広監督の『バッシング』(日本 / 2005 )、受賞理由は、テーマの重要性と内容に適合したその映像スタイルを評価し、審査員一同は、人々が思いやりの持てる社会となることを願い、この賞をおくります。副賞として賞金100万円が監督に授与されました。

東京フィルメックス2005:コンペティション結果


審査員一同は、人々が思いやりの持てる社会となることを願い、この賞をおくります。
審査員一同は、人々が思いやりの持てる社会となることを願い、この賞をおくります。
審査員一同は、人々が思いやりの持てる社会となることを願い、この賞をおくります。



なんかほっとしますね。この素朴さが。

せっかくだから、審査員たちの名前もここで紹介しときましょう。アボルファズル・ジャリリ(イラン/映画監督)、西島秀俊(日本/俳優)、フレッド・ケレメン(ドイツ/映画監督)、マリアン・レビンスキー(スイス/映画史家、キュレーター)、そして、エリカ・グレゴール(ドイツ/映画祭コーディネーター)。

↑の毎日新聞によると、香川照之(誰?すみません)氏が「小林監督は日本のアキ・カウリマスキ監督、占部房子は日本のジュリエット・ピノシュだ」と言ってたそう。占部さんも知りませんが、写真を見る感じなかなかいい雰囲気持ってますねえ。
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by mudaidesu | 2005-11-28 23:52 | イラク人質事件
イラク人質問題 1  家族


イラクで人道支援スタッフ4人拉致 英加が確認
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200511280002.html

こういうニュースもありますし、イラク人質バッシング問題について、メモっといたのがあるんで、まとまりないですが、少しづつアップしてきます。まあ、内容はいたって素朴な感想でいまさらなんですが。多くの人が感じていたようなことばかりだと思います。できれば、ちゃんと考察したいんだけど、そんな元気はありません。

重なる内容も多いですし、意味不明のものも多いと思います。面倒なんで細かい説明はしません。順番も適当です。内容が矛盾してるものも多いでしょう。ま、ウダウダ言ってないで、書いてきます。というか、飽きてすぐ終わるかも。捕鯨の話みたいに(笑)。


まずはこれから。

九州・直方市の彼の両親が同市を通じて社会に向けて発したメッセージは、極めて思慮に富むもので、だから強く人の胸を打ったのである。 若者を支えた多くの人びとに心労をかけたことをわびて感謝の気持ちをのべ、さらにイラクに一日も早く平和が訪れることを祈っていた。この春の日本人人質事件の家族の反応とは、天と地ほどの差がある。若者に両親に似た分別と常識があれば、悲劇は起こらなかったろうにと惜しまれてならないのである。

去年の11月(日付は忘れた)の産経抄からです。この問題は産経新聞抜きには語れませんね。


この春の日本人人質事件の家族の反応とは、天と地ほどの差がある。
この春の日本人人質事件の家族の反応とは、天と地ほどの差がある。
この春の日本人人質事件の家族の反応とは、天と地ほどの差がある。


「犯罪被害者」である愛する家族の一員が「生きたまま焼き殺される」かもしれないという極限の状況にいた一般人(去年の4月の被害者家族ね)の言動にたいして、大手メディアがここまで書いた。4月にその「犯罪被害者」と「その家族」をボロクソに叩いて、被害者家族が優等生的なことしか言えないような雰囲気をつくりだした張本人(の一人)が、11月には「犯罪被害者の家族」の優等生的発言を褒め称えています。こわいですね。

産経新聞系の論調って、犯罪者の権利を擁護する人たちに対して、「被害者の気持ちを考えろ!被害者家族の気持ちを考えろ!」とか言うタイプじゃなかったっけ?気のせいかな。まあ、いまさらですが。


ちなみに、こんなこと言ってる人がいました。

私の息子が殺害されたのは、ブッシュとラムズフェルドのせいだ!アルカイーダも悪いかもしれないが、アルカイーダと同じくらいブッシュとラムズフェルドは悪い!

これは、イラクで拘束され、オレンジの服を着せられ、首を切られてぶち殺されたアメリカ人のニコラス・バーグさんのお父さんの発言です。衛星放送でアメリカのニュースを見ていたら、偶然やってました。カメラや記者に囲まれて↑の発言をした後、お父さんは「WAR IS NOT THE ANSWER」(戦争じゃなんも解決しねーよ)という看板を自宅の庭に立てていました。


もう一つ。これは他人から聞いた話です。

息子は悪いことなんて絶対していない。息子は黒人だからだ。黒人差別のせいだ。

これは沖縄での少女暴行事件の容疑者(当時)のお母さんが、テレビでした発言だそうです。家族や親類が10人くらい一緒にテレビに出ていたそうです。みんなでいかに彼がすばらしい人間か、優しい家族思いの男かを語り、彼の無実を訴えていたそうです。


重要なのは、この人たちの発言の中身が妥当かではない。言いたいことを言えるか言えないか。

別にアメリカが偉いなんて言うつもりはない。欧米メディアが日本の人質バッシングを批判したとき、「欧米メディアは事情をよく知らない」「家族の態度を知れば理解できる」みたいなことを言う人があちこちにいたので。あと、欧米メディアの日本特派員が日本について詳しいのは当然。当時、日本で何が起こっていたかはよく知っていた。むしろ、驚きと好奇心で、必死になってこの問題について調べ、そして考えただろう。

あと、僕が欧米メディア、特に欧米で支配的なリベラル言説に全面的に賛成してるわけじゃないのも、こことかで書いてきたとおり。
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by mudaidesu | 2005-11-28 23:17 | イラク人質事件


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