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「ネットで広がる愛国心」 by 筑紫哲也のNEWS23 


この前、「筑紫哲也のnews23」の愛国心特集で「ネットに広がる愛国心」みたいなのをやってました。このブログでも、ことあるごとに、映画などの話でもこじつけるようにして、「愛国」や「ナショナリズム」について書いてきました。というか、最近、これ系のネタばかりのような気もする。前回も靖国だし。まあいいや。そんなわけで、このネタについてもちょっと書いときます。といっても、この番組の裏(日テレ・フジ・テレ東)で、ロッテ優勝をやってたのでチャンネルをカチャカチャやりながら見たんだけど・・・。


内容は、二人の「ネット愛国者」の生活を追い、彼らの考えを聞く、というもの。一人は、ケーキ工場で働くフリーターの「愛国者」。もう一人は、投資銀行に就職し「勝ち組」になり、お金を稼ぎたいという「愛国者」。二人とも、日本の「弱腰外交」に憤る。日本が弱いと嫌で、日本が強かったら気持ちがいいのに、みたいな感じ。部屋にはお約束で、あれ系の本が。












二人とも、自分の将来が「不安だ」と正直に告白している。そして、日本が強くなれば、自分も強くなった気になる、みたいなことを正直に言っていた。この「強さ」とは、「文句を言われない」「文句を言える」ということ。中韓相手にでしょう。

どう見ても、この二人が世間の人々のロールモデルとなることはないだろう。テレビを見た人びとが羨望の眼差しで、この二人を見ることはないだろう。

しかし、僕はこの二人に好感を持ちました。コイツラは正直者だと、素直なヤツラだと思った。もしかしたら、コイツラもネットで他人に嫌がらせをしてるのかもしれない。しかし、「筑紫哲哉の番組」に撮られ、料理されることに同意し、遠慮がちながらもホンネを吐露する彼らは、それなりに立派だと思った。勇気があると。というか、僕にはそんな度胸はない。この二人は純粋なんだろうと。嫌がらせなどはしていないと信じたい。コイツラの姿は、僕の好きな憎めない気の弱い日本人そのものだと思いましたよ。そういう日本人が嫌いじゃない。

というかね、中韓うるせーなー、ダマレヨ、みたいな気持ちってそんなに特殊なもんじゃない。僕だって、昔、そう感じてたことありますもん。子どもでしたけど、そのころ保守論壇の議論読んでたら、すっかり感化されちゃってた可能性は否定できない。僕みたいな人、他にも結構いるんじゃないですか?


で、筑紫さんの番組ですが、分析はまったく正しい。不安になった個人が、自己のアイデンティティを国家に投影してるという分析。まったくそのとおりだし、実際、テレビに出た二人も自分自身でそう言っていた。












小熊英二・上野陽子の「癒しのナショナリズム」で描写された、「つくる会」の会合に集まる人々とまったく同じ。というか、エーリッヒ・フロムの「自由からの逃走」その他のナショナリズム研究の通り。社会の中の様々な共同体が崩壊し、個人の何かに帰属したいという欲求が満たされない。一人じゃツライ・不安という気持ち、そういうのから、中間(過去の日本なら、企業とか地域とか)をすっとばして一挙に国家へ、という構図。個人のアイデンティティの拠りどころが国家だけ、みたいな。ありふれた図式。












ある「自称ネット右翼」の人が、この番組を見て、「左の人はどうしてほしいのだろうか?」みたいなことを言っていた。この番組は、↑の二人を嘲笑しているように感じたみたい。そして、「ネットで噴きあがって愛国を叫ぶ弱者を批判しているが、そういう彼らにどうしてほしいの?」みたいなことを。「左の思想に共感してほしいのか。または、社会のゴミは消えてしまえと思っているのか?前者なら、その方法は完全におかしい。君たちは、馬鹿だから馬鹿な考えに感化されちまうんだ。オレたちのように頭を使って、まともな考えを持て、と言ってるように見える。社会的弱者のネット右翼である自分にはそう見える。そんな声を聞いて、左側の考えに共感しようなんて思うネット右翼はいないんじゃないか?」


このようなことを思ったようだ。↑は正確な引用ではない。思いっきりパラフレーズさせてもらいました。しかし、内容はこんな感じだった。この番組が「ネット右翼」を嘲笑しているとまでは思わなかったが、僕はこの人と同じように感じた。(というか、僕も自分のこと社会的弱者だと思うし。)この特集に、日本の未来を担うであろう若者二人に対する愛情はあまりかんじなかった。自分たちと違う人たちがいて、彼らがどういう人間か確認して、俺たちと違うと「他者化」して、それで満足しているようにしか見えなかった。自分たちの問題として考えようとしていない。(そりゃ、他人ですけどね。へタレ・ナショナリストとしては、「日本国の問題!!(笑)」として考えようよと。というか、同じ人間の問題として、もう少し突っ込んで考えようよ。まあ、時間足りないですけどね。)

おまけですが、この「自称ネット右翼」の人は好感が持てる。この人には、巷にあふれるお約束の他者(中韓・サヨ)への「憎しみ」があふれていない。それでいて素直。こういう人の声を大切にしたい。


で、この番組についてですが、そういう分析はことあるごとにするべきだし、広く知らしめる必要はある。けどねえ、それだけで終わったってしょうがないんだよねえ。そういう人は「弱い人」ってカテゴライズして終わったら、やっぱり意味がない。↑の方の言うとおりですよ。そういうのは「弱い人」だから、俺のように「強い人」になりましょう、って偉そうに言ったって誰も聞かないって。そう言ってるように思われちゃったら、全然ダメだって。

本来、左派ってのはそういう人たちの味方のはずでしょう。そういう人たちの問題に真摯に向き合い、共に考え、どうしていくかを探るべきでしょう。「あいつらは弱い奴」ですましてどーすんの?と。ベタベタ近寄ったり、媚びたらキモイけど、そーゆー傲慢な(または、そー見える)態度が左派が嫌われる一番の原因でしょう。「つくる会」の「普通の人」による「庶民の常識」に根差した運動が支持されちゃったりする理由でしょう。












嫌がらせとかをやっているのは一部で、大部分の「愛国者」「愛国者予備軍」たちは、それなりに真面目な気持ちでそういうこと考えるようになったのだと思う。少なくとも、自発的に「つくる会」の会合に出るような人は。小熊英二も、「彼らは平均よりも「真面目さ」と「熱情」をもつ人びとなのかもしれない」(あとがきPart2)と言っている。


靖国問題について」でも書いたけど、右は、そういう人びとの不安をさらに煽って動員してる。他者への憎悪を煽って動員してる。おまけに、「おまえは良識があり、誇り高き愛国者だ」と誉め自尊心をくすぐりながら。そういう人たちの俗情に媚びるのが右。(追記:この「右」は巷の売れてるバッシング・マーケットの寵児たちのことね。右思想すべてについてじゃないですよ。)

左はそうじゃない。左は違うやり方で、そういう人たちのために発言しなきゃならないはず。そういう人たちが、いかにして自尊心を得れるかを考えなければならない。国家に自尊心を投影なんてせず、他者を憎悪し己の精神の安定をはかるのでなく、自己の試行錯誤で自尊心を得よ!それがおまえ自身のためになる、と言うのは簡単だが、いかにそれを伝えるかを考えなければならない。

左は、そういう人たちとともに歩まなければならないはず。右とは違うやり方で、そういう人たちとコミュニケーションしなければならない。僕は面倒なんでやりませんけど、本来は、オピニオン・リーダー(なんだよそれ?笑)たちの責任でしょう(他人まかせはよくないかな?)。↑の「自称ネット右翼」の人なんて聞く耳持ってると思いますよ。こういう人の声に耳を傾けてもいいんじゃないかと。こういう人たちに訴えることを想定して、言説を構築しろ、ということです。

はっきり言って、左派論壇の言葉じゃ絶対に説得できないですよ。既存の言葉は完全に輝きを失った。全然響かない。僕にすらまったく、マジでまったく響かない。新しい言葉を生み出さなきゃダメ。他者に響く言葉を。言論・思想とはそういうもん。小熊英二が「民主と愛国」で表現したとおり。そうやって、また言論・思想を発展させていかなければならない。












話変わって素朴な疑問なんだけど、いまいち中国・韓国を憎悪する理由がわからないんだよねえ。いや、もちろん、よくわかるんだけど、一部の日本人が何に憤ってるかはよーく知ってる。マジで熟知しまくり。自分が何言ってんだかわかんないけど(笑)。

ただね、普通に考えると、中華人民共和国と韓国の「公権力」によって(メンドーなんで、とりあえず、中国人・韓国人はおいておいて、国家に限定)、日本人がなんか酷い目に会わされたとかほとんどないよね?別に、大空襲されまくって、家族・同胞を何十万人も殺されたわけでもなし、核爆弾落とされて大虐殺されたわけでもなし、何十年も植民地支配されたわけでもなし、侵略されて家族・同胞を殺されまくったわけでもなし、日本の空を優先的に使われてるわけでもなし、日本に軍事基地があって住民が迷惑かけられてるわけでもなし、その軍隊に日本でいろいろ問題起こされてるわけじゃなし、・・・・・・・・。

多少ムカツクのはわかるけど、憎悪するほどのことなくない?と素朴に思ったりすんだけど。↑のような経験してれば、そりゃ、憎悪の理由はよく理解できる。もちろん、たとえ、↑のような経験してても、「まあ気持ちはわかるけど、憎悪したってしょうがないよ。未来のためにならないよ」と言ってやりたいけど。

まあ、憎悪やら嫌悪みたいな感情ってのは理屈じゃないからなあ。生理的なもんだしね。↑で言ったように、僕自身そういう感情持った経験もありますし。気持ちはよくわかる。

そーいえば、脱北者を支援していた日本人が三人ほど、中国の公権力に酷い目に会わされましたね。あれは怒るべき。

いや、僕自身は、もちろん、中国の公権力にはいろいろ言いたいことあんだけどね。対日本人というより、対中国人その他についてなんだけどね。というか、中国共産党政権がロクデモネーのは当然の前提。
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by mudaidesu | 2005-10-30 01:57 | ナショナリズム
こんな写真


こんな写真見つけた。なんかウケないっすか?
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by mudaidesu | 2005-10-28 01:20 | スポーツ
靖国問題について


ダブスタ&ゼロサム」に「Johnny style!」さんから靖国問題についての文章のTBもらったので、コメント代わりにちょっと書きます。

私のいいかげんなメモ書き程度のエントリーにTBすみません(笑)。あちらの力の入った文章に感心させられました。でも、非国際人さんが指摘するように、靖国参拝賛成派へ語りかけるなら、そちらの議論にも配慮して論じることも大切かな、とも思いました。

靖国問題について、私も思うところはめちゃくちゃたくさんあるのですが、面倒でいまさら書く気がしない、という情けない状態です。いろんなポイントがありますから、少しづつでも書いていけばいいんでしょうけど・・・。

靖国問題って、ほんとにいろんな論点があるんですよね。日本の戦争、日本の戦前史・戦後史、日本の歴史・文化・伝統・宗教、靖国神社そのものの歴史、靖国神社の歴史観、東京裁判、サンフランシスコ講和条約、中国共産党、中華人民共和国の歴史、韓国の歴史、国際政治、ナショナリズム、「つくる会」、天皇、遺族会、憲法、司法制度、政教分離、・・・・、いくらでも論点が出てきます。はっきり言って、真面目に書き出すとキリがないです。

思うこと全てを書くのは面倒なんで(すみません)、いくつかだけ書いときます。私は「ダブスタ&ゼロサム」では、リアリズムに関する問題として、靖国にちょっと触れました。「Johnny style!」さんは、外交問題としての視点から、靖国問題のいろいろな論点に触れてます。私も、外交問題としての靖国問題に関して、思うところはいろいろあるのですが、ここではちょっとだけにします。あちらで触れられてる論点のうちのいくつかについてだけにします。


「靖国参拝やめたって、日中関係が全てうまくいくわけじゃない」みたいな議論を、一部の政治家さんとかからよく聞きますが、正直、この主張は微妙ですね。「靖国参拝やめれば、日中関係が全てうまくいく」なんて誰も言ってないですし。


「内政干渉論」も微妙ですねえ。「内政干渉」ってのは「主権侵害」であり、「主権侵害」ってのは、圧力かけて国内政策を実際に変えさせることですし。中韓のやってることは、まだ批判・注文どまりだと思います。中国ではビジネスチャンスを日本企業がことごとく逃してるそうですけど。まあ、圧力が経済制裁までいったら内政干渉と見なしてもいいと思います。米国が日本に経済摩擦でやるような制裁までいったら。

でも、国際政治上の「内政干渉」、というか、「内政干渉しない」という国際政治上のルールは、厳密には、大国が小国に強制的に影響を与えることについてなんですよね。ときには武力を背景に。少なくとも、国連憲章の精神ではそうです。強国による弱小国の支配はダメよと。国連憲章の精神は、二つの世界大戦の反省からですし。まあ、冷戦時代は両陣営が内政干渉しまくりでしたけど。

で、国際政治のルール上NG(タテマエでは)の「内政干渉」を、大国に露骨にされちゃう小国なんかは、世界に向かって「内政干渉!」なんて言えるわけがない。そんなこと言える余裕や力があれば、「内政干渉」されないですから。

最近の国際政治で、国家が「内政干渉!」と叫ぶのはどういうときでしょう?ちょっと前は中国がよく言ってましたよね。北朝鮮も。独裁政権が人権問題などで、アメリカなどに「まともな批判」をされたとき。こういう反応って、その問題について「国際的に正当性のある」反論ができないからこそでしょう。中国はアメリカの貧困問題を批判し「そっちこそ人権軽視!」とやったこともありました。そりゃそうだという部分もありますが、苦し紛れのすりかえです。「おまえだって!誰々だって!」というのは内輪でのディベートではそれなりに有効かもしれませんが、「国際的に」説得力のある議論には絶対にならないと思います。

靖国問題での、日本国内の「内政干渉!」というのも、構図としては同じではないでしょうか。森本敏さんが朝生でも言っていたのですが、日本が靖国問題で「国際的に正当性のある」反論をするのは不可能でしょう。というか、中国共産党の言い分の中で、靖国参拝批判ほど、「国際的にまとも」な主張はあんまりないでしょう(笑)。それだから、こっちは「内政干渉!」としか主張できない。というか、この「内政干渉!」というのは日本国内向けでしょう。さすがに、たいした圧力かけられてないのに、独裁政権のように世界に向かって「内政干渉!」と叫ぶのはちょっと恥ずかしい。大国日本がそんなこと大真面目で言ったら、自分たちの外交力がヘボいということを宣言するようなもんですから。

というか、この程度の批判・注文を「内政干渉」とか言ってたら、北朝鮮その他の独裁政権を批判できなくなっちゃいますよ。ガンガン批判しましょうよ。私はリアリストじゃないんで、他国の人権問題その他の国内政策はガンガン批判すべきだと思ってますし。

まあ、小泉さんが高裁の判断に気を使って「私的参拝」を強調しているんで、「内政干渉」議論はもう古い論点になっちゃってると思いますけど。


靖国問題で譲歩したら他の問題でもズルズル譲歩してしまう、って議論もありますね。これも森本さんが言っていたのですが、他の問題なら、日本は「国際的に正当性のある」、というか、「国際的にたたかえる」主張が十分できるでしょう。遠慮のいらないまともな論争が可能です。ズルズル行くほど日本人は無能でないでしょう(対米外交を見てると不安にもなってきますが、中国相手なら全然余裕でしょう)。靖国問題の場合、日本の国論が激しく対立しちゃってますが、他の問題ではそこまで酷い状態ではないでしょうし。

靖国参拝のせいで、日本の国論が激しく二分しちゃって、効果的な対中外交が不可能になっている側面もあると思うます。というか、逆に、中国に対して変な遠慮が出ちゃうんですよね。だから小泉さんも謝罪の言葉出すわけですし。


中国にとって靖国は日本相手のカードでしかない、みたいな議論もあります。これはなかなか難しい。たしかにそういうところもあると思います。しかし、たとえそうでも、今日の国際政治は、国内世論と国際世論をオーディエンスに「タテマエの正当性」を競うようなものなので(イラク戦争前のアメリカvsフランスのように)、「ホンネ」がそうだから「タテマエ」は無視していいというわけにはいかないでしょう。

おまけに、中国は独裁ながらも、世論が力を持ってきていますのでなおさら。このへん難しいところなんですが、対日外交カードというより、中国共産党政府としては、自らの「正統性」のために、靖国は譲れないのかもしれません。抗日の歴史の問題もあるでしょうけど、「悪いのは一部の軍国主義者。他の日本人は中国人民と同じ被害者」のロジックで、中国国民を納得させたんだから、その判断の正当性が、共産党の正統性に関わる問題だったり。というか、日本の世論と違って、中国の世論は、この問題で、99%(?)一致してますし。こういう世論は逆に足かせにもなります。これで世論を裏切ると、まさに共産党政権の「正統性」の問題に繋がってくる。

だから、中国政府も苦しいんだと思います。靖国を「外交カード」として使うほどの余裕はないと思うんですよねえ。国内での「正統性」が完璧ならそういうことできるでしょうけど、ちょっとミスったらヤバイことになるかもしれませんし。中国はゴリゴリのリアリスト外交やるタイプですから、その路線では外交上、靖国にこだわるのは全然得にならないですもん。台湾問題とは全然違う。やっぱり、靖国問題は、外交カードというより、中国共産党にとっての「正統性」の問題だと思います。

国内での「正統性」、国際関係上の国益、この二つの間で苦しい。国益を取ったら、国内世論は99%アゲンストですし。「正統性」があやしい独裁政権としては、これはキツイ。靖国問題片付くまで、キツくて他の問題でも譲歩(=日本にとって得)できない。日本が国益追求するなら、相手が他の問題で譲歩しやすい環境をつくることも必要でしょう。

逆に日本の場合、国益を優先しても、アゲンストは多くても50%程度ですから、やりやすいはずなんですけどねえ。小泉さんは意味不明だから。何考えてるのかイマイチわからない。自分のイメージ戦略のツールとしてしか靖国を見ていないのか。それとも、もう少し戦略的にやっていて、日中の緊張を高め、日米関係をより緊密に、という狙いがあるのだろうか。ちょっと前までは、靖国をカードとして使う(=中国に高く売る)気があるかもと少しは思ったけど、もうそれはなさそうだし。まさか、外交問題になってるのに、外交上、なんの戦略も考えてない、なんてマヌケな話だったらほんとにこわい。リアリストじゃない私でもこわい。

韓国については、あまり心配してないんですよね。なんだかんだ言ってもお互い自由民主主義同士だし、民間レベルの交流を地道にやってけば、政治がゴタゴタしてても、大丈夫でしょうと。


あと、私が思うのは、靖国問題に関して、中国の国内事情に関する冷静な情報・議論があまりに欠けている、ということでしょうか。保守論壇は、中国政府・中国人をただただひたすら侮蔑・嘲笑するだけで、保守論題の傾向を知る以外、中国を知るためにはほとんど役に立ちません。一方の左の論壇の議論も、中国内部がどうなっているかという問題にはほとんど踏み込みませんし。どちらの情報も少々ナイーブすぎるような気がするんですよね(戦略上そうなんでしょうけど)。私自身は左というかリベラル系ですから、結論としては左の議論と基本的には近いんですけど。


追記:そーいえば、靖国問題に関しては、この二人が興味深いこと言ってましたね。

転向!? 石原慎太郎 渡辺恒雄


というか、ちらほらと書いてきたんですが、保守論壇には、中韓や日本の左派に対する憎悪を撒き散らすことをほどほどにしてほしいです。そういうのが「売れる」のでしょうけど、大衆の何かへの憎悪を煽るようなことは、本来、保守主義者こそが、一番嫌うべきことでしょう。そうやって(何かへの憎悪を煽り)大衆を煽動するのは左翼の専売特許であると。保守主義者はそんな下品なまねはしないと。子どもの言い訳、屁理屈のようなセコい正当化も、いいかげんほどほどにしてほしいです。ディベート対策もいいでしょうけど、そんなのばっかりじゃ、魂を揺さぶることは不可能です。

日本の心と知性を代表する保守論壇の方々には、他者への愛情や寛容の精神のあふれる言葉・文章で、靖国論・日本論を語ってほしいです。そういうのが、我々が誇る日本人の美徳でしょう。保守論壇こそがその心・美徳を継承し体現すべきでしょう。保守論壇が育てるべきなのは、憎しみにかられた日本人ではなく、他者への寛容と慈愛の心を持った日本人のはずでしょう。憎しみの心は日本人の文化でも伝統でも「誇り」でもない。寛容の精神こそが日本人の文化であり伝統であり「誇り」のはずでしょう。他者への憎悪を煽るのをやめ、日本への愛を語ってくれ。


リベラル派には、中国政府の善意をナイーブに信じさせるような議論はほどほどにしてほしい。本来、理念的には、日本のリベラル派は中国の一般ピーポーと連帯すべきでしょう。中国政府への批判的な眼差しは決して忘れてはならいと思います。これは、日本人のためというより、中国人のために。日本の国益のためではなく、中国人の幸せのために。日本の国益のために、中国政府と信頼関係を結び付き合うのは、日本のリアリストにまかせちゃっていいのではないでしょうか。なんだかんだいっても、自民党にも民主党にも経済界にも知識人にも、リアリストはたくさんいるでしょう。

リアリストはもっともっと頑張れと。リアリストが不甲斐無いから、リベラル派がリアリストみたいな物言いをしなきゃならない状況になっているんで。リアリストはなりを潜めている場合じゃないですよ。

そして、リベラル派には、靖国参拝を歓迎する普通の人びとの気持ちを、もう少し考えてあげてほしい。その人たちの心にも響くような言説を作り上げてほしい。これはどちらにも言えることですが、相手を「論破」するだけじゃたいして意味がない。内輪だけで通用する議論を、違う考えを持つ人に披露してもほとんど効果はないと思います。

私としては、もうディベートは飽きたんで、論壇にはディベート的な主張・議論はほどほどにして、分析・研究を見せてほしいな、と勝手に他人事のようなこと思ってたりもします。右の議論も左の議論もナショナリスティックすぎかなと(私もへタレ・ナショナリストなんで人のこと言えませんけど・・・)。同じようなのばっかりで、読まされる方としては、ガス抜きにはなっても、あまり勉強にならなかったり。まあ、論壇ってのはそういうもんなんでしょうけど。こういう姿勢は、あまりよくないのかもしれませんけど、やっぱり、たまには他人事のように物事眺めるのも大切かな、と思ったりしてます。




ナベツネ on NYT  ヤスクニとソフトパワー

ヤスクニ・リターンズ  靖国参拝と海外反応 1

ヤスクニ・リターンズ  靖国参拝と海外反応 2

ヤスクニ・リターンズ  靖国参拝と海外反応 3
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by mudaidesu | 2005-10-27 22:50 | ニッポン
アメリカドラマ 24 twenty four


これなかなかおもしろい。デビット・リンチの「ツインピークス」以来です。アメリカのテレビドラマがおもしろいと思ったの。というか、観てみようと思ったのは。他の作品も実際に観れば、おもしろいのかもしれないけど、チェックしようという気にならない。

といっても、「24」も自分でビデオ屋行ったりしたわけではなく、フジテレビでやったのを録画して観ただけなんだけど。一応、1から3まで観終わりました。ビデオ屋さんにはパート4が出てますね。













で、このドラマですが、一言で表現すると、「全方位ドラマ」ってかんじでしょうか。老若男女、誰でも楽しめる。家族みんなで楽しめる、みたいな。アクション、サスペンス、政治、テロ、恋愛、家族愛、親子愛、夫婦愛、熟年恋愛、麻薬・・・いろいろなネタをつめこんでる。アクションに興味なくても、親子愛に興味あれば、このドラマが楽しめたり。家族の一人一人が違ったネタを目当てにこのドラマを観れる。そんなに気が進まなくても、いろんなネタが入ってるので、とりあえず観れちゃうみたいな。


アメリカの大金かけた映画もそういうところある。必ず家族愛だのなんだの出てきて。アクションやらパニックやらを楽しみたいこっちとしては、家族愛だの親子愛だのベタベタ見せられるとウザイウザイ。でも、大金かけた作品だから、あらゆる年齢の、いろいろな興味を持ってる、できるだけたくさんの人たちに観てもらうためだろう。

だから、大作映画とはそういうもんだ、とあきらめてる。昔の大作映画って、そのへん甘くて、独り善がりで、マーケティングあまり気にしてないような牧歌的な内容になっていて良かったと思う。


で、「24」ですが、そういう最近の大作映画みたいにいろいろつめこんだ内容なんだけど、そういう家族愛みたいのをダラダラ見せるんじゃなくて、サクッサクッと。それがいい。あんまりうざくない。5分くらいで他のネタに移ってくれるから。いろんな話を同時進行させて、一つの話に興味なくても、他の話でひきつける。興味なくても一つの話をダラダラ引っ張らないから、見てられる。なかなかすごい手法ですよ。

これって、最初から戦略的にやっているの?それとも、「24時間をそのまま描写(リアルタイム作品?)」だから、テンポよくやらないとどうしようもないから?

人に聞いた話を思い出した。アメリカのオリンピック放送ですごいのがあったそう。アメリカのオリンピック放送って、一局が独占放送する。で、すごいのがあったそうで、男子テニス決勝・女子バレー決勝・男子サッカー決勝(?)を全部録画で、15分(?)交替で見せやがったそう。テニス→バレー→サッカー→テニス→バレー→サッカー→テニス・・・みたいに。すごすぎ。スポーツに対する冒涜でしょう。「24」の見せ方ってこれと同じ。もちろん、こっちは何も冒涜してないけど。


このドラマでおもしろいと思ったのが、テロと政治のイメージ問題。旬の題材だけど、こういうのを丁寧に扱った作品はなかったと思う。時間に余裕があるからできるのだろうけど。

テロ問題についての規範構築において、このドラマの影響力はどの程度のもんなんだろう?20世紀後半から、先進国では、ポップカルチャーって社会規範をつくる役割を担ってる。どこも、伝統的な共同体は崩壊しつつあるから、マスメディアやポップカルチャーが規範を作ってる。共同体倫理、社会倫理、政治倫理、そういうのをポップカルチャーの物語がリードする。恋愛とかもそう。人の生き方とか。

ブッシュ政権とその政策に熱狂したアメリカ人のノリもハリウッド映画のノリだし。アクション映画とかって、観てる方としては「虚構」だとわかってるから、アリエネーとか言いながら観るのが楽しいんだろうけど、やっぱり、影響与えちゃってる。

このドラマでも、大統領は「テロリストと交渉しない」「テロには屈しない」と連発してたけど。現実の世界では、それは表向きのタテマエなんだけど、最近、素朴にそれが全てとか思っちゃってるナイーブな人が激増してる。ま、結局、このドラマでは、テロリストに屈しまくりなんだけど。

というか、大儀のためにはなんでもアリになりつつあるけど。大儀のためには、テロに屈してもいい、みたいな。というか、テロリストの要求通り、連邦捜査官が連邦捜査官を殺すってのはどうよ?さすがにやりすぎじゃないですか?(しかも、その犠牲になる捜査官はあまり同情されるキャラじゃなかったし、家族も友人もいない人って・・・。ご都合主義すぎです。みたいな、細かいツッコミは粋じゃないですね。)

完全に市民的自由が蹂躙されてるし、ドラマのつくりがそれを容認してるし・・・。いやまあ、いまさらなんだけどねえ。そんなこと言ったら、刑事物とか酷いしね。「西部警察」とかすごかったしね。好きだったけど。

でも、「24」はみょーに細かくリアルなかんじにつくってあるからなあ、リアルにああいうもんだと思っちゃう人多そうだなあと。マジで、権力乱用ちょーOKって雰囲気づくりに貢献してるような。やっぱり、大統領や連邦捜査官の大物みたいなゴリゴリの権力を、市民的自由蹂躙OKの英雄として描くのは危険じゃないかなあと。

とか思ってたら、主人公暴走しすぎで、すっかりイカレ野郎になってました。大統領も、おもしろいけど、なんでもありになってて、さすがにあんまりみんなシンパシー抱かないかな。

アメリカの映画・ドラマのいいところは、たとえ警察官とかが主役でも、権力・権威はうさんくさい、ってメーセージがちゃんとあるとこだったと思うんだよねえ。主役が、腐った上層部との葛藤で、悩んだりとか。大企業への猜疑心とかを題材にしたり。大統領、最高権力者を信用しきって頼っちゃったらアメリカの作品じゃないでしょう。って、いまさら、古いかな、こういう発想。

というか、このドラマでは、権力側が、というより、一つの官僚機構が、市民生活を銀行取引からなにからなにまで、完全に監視できるようなシステムになってるんだけど、アメリカは実際どうなってんの?権力が街中全ての監視カメラを操作できるようになってんだけど。どこまでフィクションなのよ?だれか、教えて。

そーいえば、この前の丸激で、弁護士の海渡雄一さん(ちなみに、福島瑞穂さんの配偶者)が、「情報や人やお金がどういうふうに動いているかをくまなく知りたい、という欲求が権力にはあると思うんですよ。今までは、そういう欲求があっても完璧にはできなかった。けど、今は技術的に可能になってきた」というようなこと言ってました。

ビデオニュース 誰のための共謀罪か
http://videonews.com/marugeki/237newmarugeki.html

最近は経済利権より情報利権。宮台真司がよく言ってるのだが、昔は(官僚になりたい人たちの中で)一番優秀な連中は大蔵省やら通産省に行ったが、最近は警察庁やら総務省って傾向らしい。情報こそが力だと。


ちなみに、このドラマの政治ネタやテロネタでも、ブッシュ批判的なものがあったり、闘う大統領みたいな感じでタフな感じも出してる。こっち方面でも、まさに全方位。民主党支持者だろうが、共和党支持者だろうが、反ブッシュだろうが、親ブッシュだろうが、楽しめる。と思う。まさに全方位ドラマ。


おまけだけど、移動時間が短すぎ。5分、10分であっちこっち移動できちゃいすぎ。って、そんなこと言ってちゃ、粋じゃないですね。



だから、セリーグもプレーオフやれって。
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by mudaidesu | 2005-10-26 01:20 | 映画
ナチュラル・ボーン・キラーズ vs ノーと言える中国


昨日、友人と話してたら、オリバー・ストーンと「ナチュラル・ボーン・キラーズ」の話題が出た。ちょっと前に、ここのコメント欄でも、「ナチュラル・ボーン・キラーズ」の話になったんだけど、僕はこの映画大好きなんですね。単純におもしろくて、細かい話は抜きで、ワッハッハって。おまけに、ジュリエット・ルイスが好き。みたいなことを書きました。でも、よくよく考えてみると、あんまりこの映画の内容覚えてないんですよね。トミー・リー・ジョーンズの生首が棒に刺さされて、囚人たちがお祭り騒ぎ、みたいな映像を覚えてるくらいだったり(ディレクターズ・カットの方)。なんでそんなにこの映画が好きなんだろう?と考えてみたら、思い出したことが一つありました。
















なぜって、「ノーと言える中国」ですよ。結構前に読んだんで、中身はたいして覚えてないんですけど、この本のせいですよ。思い出しました。

この本は、中国の若手ナショナリスト、若手の作家やら文化人やら知識人たちが書いたそうですが、ほんとくだらない。当時すごい話題になってたそうで。後から知ってチェックしたんですが、アメリカの新聞やらあっちこっちで取り上げられてたんですよ。それで、なんだよ、すげー本なのかよ、とか思って読んでみたら、とほほでしたよ。とほほ。













そこらで我々が愚痴って笑い話してるレベルじゃないですかと。そんなレベルの話を本にしないでくださいと。

覚えてるところだと、中国人(東アジア人?どっちだか忘れた)は箸を使う。西洋人はフォーク。箸の方が高度だぜ!複雑だぜ!だから中国人の方が優れてる!みたいな。とほほ、です。つか、僕はフォークの方がすごいと思います、と。便利じゃん、フォーク。けど、だからといって、フォークを発明し使ってる西洋人の方がすぐれてるなんて思わんですよ。当たり前ですけど。

チベットのお話も、「アメリカだって、カリフォルニア(その他)をメキシコから奪ったじゃねーか!」「おまけに、アメリカ人は無知だから、それを知らねーの」みたいな。とほほ、ですよ。○○だって、ってガキかと。そんなこと言い出したら侵略し放題じゃないですか。○○だって!みたいなセコイこと言っても、ディベートじゃ有効かもしれませんが、チベット問題を正当化できないし、他人を説得もできませんよ。アメリカ人が歴史知らないのはそのとおりだけど、だからって「アメリカ人そのもの」を嘲笑したらダメですよ。













で、そういう話ばっかだったような気がしますわ。で、なんで「ナチュラル・ボーン・キラーズ」かというと、ちょうどこの映画観たころだったんですよね。この本読んだの。たぶんそんな気がする。

なにを隠そう、この本はこの映画にも触れてるんですよ。しかも、「こんな暴力的で不道徳な映画を作り、観ているアメリカ人は腐ってる」みたいな話してんですよ。またアメリカ人そのものかよ、ですよ。この映画に文句つけるのはいいけど、短絡的にアメリカ人はどうこうに持ってくなっての。

だから、この映画を擁護したいって気持ちが、ひねくれものの僕の中で強くなったのかも。


というか、どこの「ナショナリスト」も思考回路は似てますなあ。私もひそかにナショナリストなんですが、こういう思考回路が嫌なんで、ひっそりと、へタレにナショナリストなんです。こういう思考回路を「ガチ・ナショナリズム」とネーミングしちゃおうかな。

ただ、日本にも「俺たちは損してる!」みたいな鬱屈した感情から、ガチなナショナリズムが高揚していることからもわかるように、中国でもそうなんだろう、と。ある意味、日本より酷いだろうと。話題になった理由も、この本がすごいからじゃなくて、こういうくだらない本が、ガス抜き本が、中国で売れに売れてしまう現象にあったのだろう。

一部の中国人の間じゃ、「損してる!」感は日本人よりもっと強いだろうし。過去や歴史に対する誇りも日本のナショナリストなんかよりはるかに強いだろうし。日本の巷のナショナリストは、過去や歴史を誇るとか言いながらも、侵略戦争や植民地支配を正当化する程度のセコイことしかやってないし。それくらいしか「わかりやすい」「耳ざわりの良い」「誇り」として流通できるものが見つからないんでしょう。

それに比べると、中国のナショナリストが誇りとして利用するものは、もっとダイナミックなものだから、否定するのも難しいし。そういう言説に対しては「すごい。すごい。で?」と徹底的にクールに対応するのがイチバンなんでしょうか。どうでしょう。

この本のような素朴な感情は広く流通しているんだろうな、と。これは日本にも、どこの社会にも言えることだけど、作家や知識人なら、そういう俗情に媚びずに、もっと違う態度で臨んでほしいですね。まあ、スポンサーが権力に近いところなんだろうけど。官製ナショナリズムなんでしょうか。ま、中国はまだ開発独裁の段階だから、そんなもんなんでしょうけど。ただ、最近は、草の根からナショナリズムがきてるようだから少々心配ですねえ。なんとか、ポジティブな方向に向かってほしいもんです。まだ開発独裁だから、(進歩史観のリベラルっぽく)大目に見るべきなんでしょうか?でも、中国は大国ですしねえ。んーん。

まあ、なんだかんだいっても、中国人にはなにげに懐の広い人が多いから、そういう人たちに期待しますか。


ま、そういうわけで(どういうわけなん?)、僕は「ナチュラル・ボーン・キラーズ(ディレクターズカ
ット)」が好きなんですよ。おもしろいでしょ。やっぱ。

というか、すっかり忘れてたんですけど、オリバー・ストーンといえば、ショーン・ペンの「Uターン」ですよ。これ最高。というか、この映画のショーン・ペン最高。なさけなさがすばらしすぎ。


















というか、セリーグもプレーオフやらなきゃ。
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by mudaidesu | 2005-10-24 02:22 | ナショナリズム
対話の回路 小熊英二対談集3 赤坂憲雄 上野千鶴子 姜尚中


赤坂憲雄

小熊

戦後の知識人をいろいろ調べたのですが、吉本さんの国家論は、やはり吉本さんの世代に特徴的な国家論だったと思いました。「戦前=皇国イデオロギー」と一枚岩に認識されがちですが、御真影が全国の小学校に配布されたのは昭和の初頭で、皇国教育が非常に強まるのは1930年代からです。また同時に15年戦争が始まって、「天皇のために死ぬ」というのが青少年の唯一の未来像のようになった。敗戦時に20歳だった吉本さんから、同じく敗戦時に10歳だった大江健三郎さんあたりまでの人たちが、その影響をもろに受けた世代だった

この年代の人は、反戦思想も自由主義もマルクス主義も完全に弾圧された時代に育ってますから、そういう思想にぜんぜん接触する機会がないまま、「日本=天皇」という考え方が非常に強く刷り込まれた。

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by mudaidesu | 2005-10-24 01:31 |
李 鳳宇  在日朝鮮人の日本映画人







「洋画」と「邦画」しかない世界、日本人に「興味をもたない」日本人…映画の凋落の原因はつまるところこれに尽きると李鳳宇は語る。世界の映画は常に新しい血、少数者の価値観に支えられ、発展してきた。「ニューカマー」が活躍するハリウッドはその典型だ。しかし、自らの依拠する文化も誇りも見失い、哲学もない日本に、かつての栄華が取り戻せるだろうか?(アマゾン「BOOK」データベースより)




この本は読んでないんですけどね。

この人は、いつか、NHKのトーク番組で夢を語ってた。韓国に日本映画専門の映画館を作りたいと。この人は日本での韓流ブームの仕掛け人でもありました(「シュリ」を配給)。今度は、韓国で日流ブームを起こしたい!と熱く語ってました。ほんとにやってたんですね。↓


ソウルに初の日本映画常設館、年内にスタート 

映画配給・製作会社のシネカノン(東京・渋谷区)は20日、韓国・ソウルで日本映画を常時上映する映画館を、今年中にも運営開始すると発表した。

韓国では日本の大衆文化が段階的に開放されているが、邦画が常に上映される劇場が設置されるのは初めてという。

この映画館は、5つのスクリーンを持つシネマコンプレックス「CQNミョンドン」で、来月4日から営業を開始する。当面は韓国映画やハリウッド映画が上映される見込みだが、シネカノンでは「年内には、少なくとも1スクリーンで常時、日本映画が上映される状態にしたい」としている。

(2005年10月20日19時18分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20051020i312.htm



この人、「パッチギ!」のプロデューサーなんですが、こんな人です↓。


李 鳳宇

1960年、京都市生まれ。89年配給会社シネカノン設立、映画プロデューサーとして活躍。93年初プロデュース作品『月はどっちに出ている』で50以上の映画賞受賞。他に『のど自慢』『ゲロッパ」『パッチギ!』などを製作。配給作品は、韓国映画『風の丘を越えて西便制』『シュリ』『JSA』『スキャンダル』はじめ、欧米作品を含む130本以上。劇場経営も手がける。(アマゾン「BOOK著者紹介情報」より)



この人、朝鮮高校、朝鮮大学出身でサッカー部だったみたい。2月のW杯予選の日朝戦後、NHKのETV特集で、北朝鮮代表について特集してて、李鳳宇が出てた。インタビューで言ってたんだけど、あの試合のチケットをゲットしたんだけど、見に行けなかったらしい。物理的な理由でじゃなくて、心理的な理由で。

なぜか。北朝鮮が日本にボロボロにやられると思っていたそう。別に北朝鮮が負けるのはいいんだけど、北朝鮮代表の選手たちがボロボロにされるのは見ていられない、と思ったようだ。なんか、すごい気持ちがわかった。

おそらく、韓国代表の選手たちがボロボロにされても、全然余裕だと思う。北朝鮮の選手たちだからこそ。ああいう国で、お国のため将軍さまのために健気に頑張る選手たち。そりゃ、なんとも言えない気持ちになりますよ。僕だって。

ちょっと次元が違うかもしれないけど、戦況が絶望的になってからの、特攻隊機が、打ち落とされたり、海に突っ込んでいったりするのを想像したときに、なんともやるせない気持ちになるような感じ。



ついでに、こんなニュースもありました。↓


『ジョゼと虎と魚たち』再び上映へ

昨年末に公開された映画で、これまで人気を集め続けてきた日本映画『ジョゼと虎と魚たち』が29日、ソウル鐘路(チョンノ)のシネキューブで再び上映されることになった。

犬童一心監督の『ジョゼと虎と魚たち』は昨年10月末、5スクリーンで公開され、3カ月以上上映。約4万人を超す観客を動員する人気で、小規模公開映画の成功事例とされている。またこのような成績は紙面や放送などの宣伝なく動員した成績であることから異例的でもある。

配給社は映画館収入外に付加版権などで輸入価格の4倍以上の収益を上げた。

またこの映画を通じて主人公の妻夫木聡は、韓国では極めて珍しく日本スターとして人気を集めている。この映画を通じて国内でも知名度を上げた彼は、先日閉幕した今年の釜山(プサン)映画祭でファンの熱狂的な支持も集めた・・・・

中央日報 2005.10.19 10:44:07
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=68745&servcode=700§code=730



まあ、韓国人が日本のポップカルチャー大好きなのは、今にはじまったことじゃないけど。禁止されてるころから、みんな日本映画見たり、日本の音楽聴いてたようだ。僕よりはるかに日本の音楽詳しい韓国人が結構いた。
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by mudaidesu | 2005-10-21 23:21 | 映画
ランキングもいろいろ  われらがニッポンは何位?


へタレ・ナショナリストの僕としては、こういうランキングは気になるところ。

国境なき記者団」による「報道の自由度ランキング2005」↓(「成城トランスカレッジ!」から見つけてきました。)まあ、毎年そこそこ話題にはなりますが、これが日本でどのくらい影響があるかというと微妙。

報道の自由度ランキング2005
http://www.rsf.org/article.php3?id_article=15338


で、そのランキングですが・・・、こらこら、おいおい、韓国にも抜かれちまったぞ。香港のすぐ隣だぞ。香港って中国だよな。まあ、中国そのものは当然ケツのほうだけど(159位)。一番ケツは4年連続で北朝鮮。興味深いのが 137 United States of America (in Iraq) ですね。ロシアがその後ろにあるよ。

まだ日本についてのレポートはないけど、去年のレポートを見ると、まあ、お約束で、記者クラブのせい。あとは、個人情報保護法など。

Japan - 2004 Annual Report
http://www.rsf.org/article.php3?id_article=10192&Valider=OK


こんな記事も↓。いや、いまさらですが。記事タイトルがキャッチーだったんで。
Xinhua : the world’s biggest propaganda agency
http://www.rsf.org/article.php3?id_article=15172


ちなみに、2004年ランキング。2003年、2002年もあります。




国境なき医師団」は有名ですが、「国境なき弁護士団」というのも活躍しております。




ついでだから、こんなランキングも↓


UNDP 国連開発計画 GEM rank
http://hdr.undp.org/statistics/data/indicators.cfm?x=237&y=1&z=1

GEM :ジェンダー・エンパワーメント指数
 
(女性が積極的に経済界や政治生活に参加し、意思決定に参加できるかどうかを測るもの。
 具体的には、女性の所得、専門職・技術職に占める女性の割合、行政職・管理職に占る
 女性の割合、国会議員に占める女性の割合を用いて算出している)


見づらいけど、右側がGEMね。左側は人間開発指標(HDI)。HDIは、その国の、人々の生活の質や発展度合いを示す指標。生活の質を計るんで、先進国が普通に上のほうにくる。

で、GEMランキング2005ですが、日本は(80ヶ国中)43位でした。あいかわらずですねえ。

一応、ちょっとだけ並べときますか。

1 Norway 2 Denmark 3 Sweden 4 Iceland 5 Finland ・・ 9 Germany ・・ 12 US ・・ 15 Spain 16 France 17 Bahama ・・ 18 UK 19 Costa Rica 20 Argentina ・・ 22 Singapore  37 Italy ・・ 43 Japan


2004年ランキング、HDIとGDI(女性の生活の質)とGEMを見やすく並べたのを見つけた。↓
http://www.sendai-l.jp/chousa/pdf_file/5/5-4/5_4_91011.pdf



内閣府男女共同参画局

今日、女性の社会進出度の高い国は、同時に出生率も高い傾向にある。
また、女性の労働力率の高い国も、同時に出生率も高い傾向にある。
http://www.gender.go.jp/danjo-kaigi/siryo/ka13-2-1.pdf


“少子枢軸国”返上なるか (横井むつみ=『日本の論点』スタッフライター)
これは短くてわかりやすい。内容は↑の内閣府のと同じ。枢軸国文化に焦点を当てている。




野田聖子さん 外国人特派員協会講演

安倍晋三さんや自民党のおっさん・じーさんたちにちょっとだけツッコミ入れてます。女性に大人気の安倍さんには考え直してほしい、とか。よーするに、あの↓運動に荷担するのはやめろと。

自民党「過激な性教育・ジェンダーフリー教育実態調査プロジェクト」座長 安倍晋三
http://www.jimin.jp/jimin/info/jender/jender.html

(追記:↑の自民党のページ、リンク先がビデオニュースになっちゃってたじゃないですか。誰か気付いたならツッコミ入れてくださいよ(笑)。直しました。ちゃんと自民党のページに行けるようになりました。お楽しみください。)

いまだに、URLが jenderなのが・・・というか、前からツッコまれてるから、意地でも変えないつもりかな。なんか、選挙中はこのページが非公開になってたそうで。選挙終わったら再登場したようです。自分たちも、変なことやってる自覚があるようです。ある特定の層の人たちのためだけにやってるのでは?と思ってしまいます。


小宮山洋子さんが国会でツッコミ入れてます。

衆議院TV
http://www.shugiintv.go.jp/jp/video_lib3.cfm?deli_id=28190




そもそも、この路線(国策フェミby上野千鶴子)ってネオリベと結託するしかない(どこが左翼だよ!)、みたいなノリだから、ほんとはもっと批判的に見たいところなんだけど、あまりに酷い言説がじわじわ影響力持ってきてるんだよねえ。



東スポ伝説 & じぇんだぁふりぃ (このエントリーで紹介したリンク先サイコーです。爆笑確実。)


もう一度 クリック&リンクよろしく。

ジェンダーフリーとは  
http://seijotcp.hp.infoseek.co.jp/genderfreeQandA.html



へタレ・ナショナリスト、へタレ・リベラルな僕としては、日本はこういうランキングを上げてほしいんだけど、ところどころで書いてきたように、僕はオリエンタリズムが嫌いだし、欧米で支配的なリベラル言説に違和感も持っています。
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by mudaidesu | 2005-10-20 23:26 | ニッポン
ダブスタ&ゼロサム


これはマジでメモね。疑問・不思議に思ってたりすることを考えながら、ちょっと書いとく。

ダブスタとゼロサムの二つは、ある思想傾向の特徴だと思う。どちらも、僕からすれば、基本的にはネガティブイメージ。

けど、ダブスタの方は、ダブスタ上等だ、コノヤロー!と開き直る強さを持つことを勧めたい。それでいいと思う。そもそも、ダブスタ気にしてたら、「愛国」なんて叫べないでしょう。ダブスタをダブスタと認め自覚し、それでもなお、そう感じざるを得ない強い感覚・実感・経験を素直に吐露しちまえと。それが強度だ。無理して論理一貫性を装うから、わけわからん、つまらん、魅力のない議論にしかならんのだと。ガキの言い訳のような屁理屈にしかならんのだと。

ここのコメント欄で「私としては、立派な右翼や保守の方々に、<嫌悪感→レイシズム→国粋>の順序で人びとを動員するのでなく、もっともっと落ち着いて高尚な「日本論」を語ってほしいです。嫌悪や憎悪や怨念まみれじゃなく、日本人についても他者についても、もっと愛情に満ち溢れた言葉で語ってほしい。他所や他人を引き合いに出さずに、日本や日本人のすばらしさを語ってほしい。実際、私は自分なりに、そうやって日本や日本人のすばらしさ、日本や日本人に対する愛着を語れます。知識なんていりませんよ(私ないですし)。論理じゃないですよ。日本で生きてきた「実感」(保守の語彙ですよ)で十分です。へタレハンニチサヨの私にできて、右翼や保守にできないはずがない。」と書いた。

というか、文句系、憎悪系、怨念系じゃない立派な保守・右翼の論者を誰か紹介して。バッシング・マーケットとは無縁の人を。僕の魂が揺さぶるような人を。僕の脊髄から脳のあたりを刺激しまくってくれそうな人を。


で、ゼロサムですよ。ゼロサム。基本的には、アホくせーと思うんですけどね。↑のダブスタと違って、ゼロサム思考にはなんの魅力も感じないんですよね。レイシスト的思考もゼロサムですよね。善悪二元論的なところがあって。陰の中に陽があって、陽の中に陰があってみたいなアジア文化の良さとは正反対の。善悪二元論は一神教の文化の専売特許だ、みたいな話もありましたが、そうでもないですねえ。善悪二元論はダブスタの温床でもありますな。

アメリカとの関係、中国・韓国との関係って話になるとゼロサム思考が顕著にでますね。中韓ともうちょっと仲良くしようって話になると、中韓の属国になるのか!って・・・。よほど日本に自信がないのかなんなのか・・・。

アメリカとのズブズブが100としたら、現在の中国となんて10程度でしょう。韓国は15くらい。だから、アメリカを70くらいにして、中国を20くらい、韓国を30くらいにしようぜ、って話でしょう。小泉前なんてもうちょいマシだったでしょう。せめて、小泉前くらいには戻そうよと。誰も、中韓を100にして、アメリカは20にしろ、なんて思ってないって。

というか、中国・韓国の軍隊が5万人近く駐留して、その経費に何千億も献上して、日本の空を中韓軍に優先的に使わせて、そのうえ、安保政策のみならず、経済・金融政策的にも中韓政府の言うとおりに「改革」していくようなことには絶対しないだろう。そこまで、中韓にやらせることに抵抗しないならまさに「売国」でしょう。属国ってのはそういう状態。というか、それでもまだ中韓はマシかも。だって、中韓はどっかの国と違って、日本人何百万人もぶち殺して正義の味方ぶってないし。そのどっかの国に媚びへつらうよりまだ抵抗ないかも。


あと、ゼロサムで有名なのが国際関係理論の(ネオ)リアリズムですよ。こっちは善悪二元論みたいな話じゃない。そういう善悪は完全に理論から排除されてる。国家の中身なんて関係ない。ケネス・ウォルツさんによると、国家はビリヤードのボールみたいなもんだそうですから。サイエンティフィックな理論です。ゼロサムだと、どっちも得する(win-win)なんてことはない。どっちかが得して、どっちかが損する。万人の万人に対する闘争っすから。そんなに国家の数ないけど。

はっきり言って、というか、素朴にこの概念はとっくに破綻してんじゃねーの?とか思うんですけどねえ。

おまけに、リアリズムによると、「国家だけ」が国際関係のアクターだそうです。個人や国際機関(国連など)や(多国籍)企業やNGOはアクターではない。なんてのは破綻してるでしょ。でも、実際には、そうでもないんですよねえ。学問の世界でも、ネオリアリストvsネオリベラル&リベラルでいまだに延々とバトルしてるようなんですよねえ。

現実の国際政治上でも、ゼロサム的思考は根強いですしねえ。日本の論壇なんてそんなんばっかですしねえ。でも、ゼロサム全開の日本の論壇の議論はリアリズムのかけらもないですしねえ。どーなってんでしょうか?


なにげにこの親和性は不思議ですねえ。
善悪排除のリアリズム的思考から導きだされるゼロサム。
善悪二元論的思考から導きだされるゼロサム。

わけわからん。

無理やり仮説:保守→善悪二元論的(ダブスタ)→ゼロサム=ゼロサム←リアリズム=善悪排除

リアリズムと保守が近いんじゃなくて、お互いの行き先のゼロサムが近いとか?

って、そんなシンプルな話じゃないっすね。なんだか、ゼロサム=攻撃的なイメージで語ってきましたけどそういうわけでもないですしね。保守やリアリスト=冷静って時代もあったし、リアリストはいまだに冷静(のはず)だろうし。そもそも、本当の保守って善悪二元論みたいな単純な議論は嫌うだろうし。ポピュリスティック(こんな言葉ないよね)な善悪二元論を嫌悪するだろう。

というか、最近はリアリストの方がゼロサムじゃなくて、win-winを模索してるような気がすんだけど。日米共に。というか、あまりに一部の勧善懲悪・善悪二元論的ゼロサム思考が酷くて、リアリストがびびっちゃってんのかな。

普通に考えれば、国益重視のリアリストなら靖国参拝には反対する。外交に善悪やら魂の問題を持ち込むな、と考える。ここで、当然予想される反論は、長期的に考えれば靖国参拝は国益になる、というものだろう。しかし、それはあくまで希望的観測でしかない。リアリストなら、そんな予測不可能な遠い将来のために、目の前の国益を犠牲にするなんて愚の骨頂だと考える。

そもそも、「長期的に考えれば国益にもなる」的な発想は、リベラルがリアリスト側にぶつけるものであった。リアリストがリベラルのナイーブなあまちゃん的発想を「国益にならん」と切り捨てる。それに対して、リベラル側が、「いや、長期的に考えれば国益にもなる」とリアリストの国益優先的発想を逆手にとって、素朴に反論した。国連重視や人権重視のほうが、後々、絶対得になるって!みたいな議論。ジョセフ・ナイの「ソフト・パワー」の概念なんてのもそれ系だろう。

というわけで、最近の日本の保守論壇の思考回路はリアリスト的ではなく、リベラル的なのではないでしょうか。(というかネオコン的ね。)リベラル的なのは思想の中身(人権重視や国際協調)ではなくて、(リアリストから見て)ナイーブあまちゃんな思考の回路(希望と現実の混同)ね。ちなみに、基本的には、僕はナイーブあまちゃんなリベラル的な思考回路で国際政治を見てますよ。

というか、「気にいらねー」「ムカツク」「許せねー」「気持ちいい」「スカっとする」みたいな感情が入っていたら、「好き」とか「嫌い」みたいなノリがあったら、即notリアリズム。だからなんなのさ、なんだけどね。


なんか、意味不明な文章になっちゃってごめんなさいね。見切り発車だったんで。いつものことですが。かなりわけわかりませんね。自分でも全然わかってないんで。自分のために考えながらなんで。説明も怠ってますし。いまさらですが。マジでメモなんで。


なんか、パーマンのことふと思い出しましたよ。今、突然。全然関係ないんだけど。手を繋いで飛ぶと、スピードが2人のときは2倍、3人だと3倍っておもしろいなあと。




というか、「小泉さんが靖国行って一番大喜びしてるのは中国・韓国の右翼・反日勢力ですよ。逆に、一番悲しんでるのが、日本人と仲良くしたい中国人・韓国人たちですよ。」と一昨日くらいに書いたけど、マジで、中韓の親日ピーポーのために靖国はやめとけって。もう遅いけど。

中曽根さんはそうした。圧力に屈したんじゃなくて、中国の親日派のために靖国参拝やめたんだって。

つか、そのうち、90年代後半のパレスチナ問題みたいになっちゃうよ。双方の強硬派や過激な連中が暴れまくって、双方の穏健派の立場がどんどん悪くなる、みたいな。構図としては同じ。というか、世界中の問題はみんなこの構図だけど。

相手側の穏健派が強くなる=自分たちの利益になる=win-win、を目指すなら、靖国参拝みたいなことやって相手側の強硬派を喜ばし、穏健派を窮地に陥れるのは愚の骨頂よ。あくまで、外交的にはね。

外交なんてどうでもいい、アメリカについてけばいい、ってノリの小泉さんからすれば、↑のことなんてどうでもいいんでしょうね。てめーの国内政治用のパフォーマンスに役立てば。相手の国の反日勢力を喜ばして、日本国内のナショナリズム煽って、自分の得点上げて、日本国内の政敵にダメージを与えられればそれでいいんでしょう。



靖国問題について
<フランシス・フクヤマ>論争 リベラル ネオコン フェミ
リアリストのリアリズム  イラク戦争反対
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by mudaidesu | 2005-10-20 13:42 | ナショナリズム
対話の回路 小熊英二対談集2  網野善彦 谷川健一

網野善彦

小熊

進歩史観というか、マルクス主義の発展段階論の単純適用というものへの違和感というのは、60年代からもう出てきていたわけですね。


網野

50年代後半から。農業が発展して、「封建社会」が発展するのが、歴史の「進歩」であるとする見方に対する疑問がそのころから出てきました。

やはり、漁民、漁村の歴史を調べているうちに、それまでの発展段階論では決して処理がつかない別の世界が確実にあるという確信を持つ

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by mudaidesu | 2005-10-20 12:49 |


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